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イケメン×猫×時代劇の組み合わせが話題を読んだ『猫侍』のスタッフが再結集し、侍を忍者に置き換えた連続ドラマ『猫忍』がオンエア中だ。忍びの世界では魔物とされる猫を「生き別れた父親にそっくり」という理由で飼い始めてしまう忍者の青年・陽炎太が巻き起こす騒動を描くコメディで、藤本泉は陽炎太の幼馴染のくノ一・燕を演じている。過酷なスケジュールのなか、初めて挑戦したアクションシーンや動物との共演について語る。

まさか自分が忍びになるとは思いませんでした(笑)

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――オーディションを経て、藤本泉は燕役にキャスティングされた。

「オーディションでは他の役のお芝居をしたので、まさか自分が忍びになるとは思いませんでした(笑)。忍びは自分にとって未知の世界だったので、調べるところから入っていきました」

――そして、くノ一としてのアクションも、彼女にとって未知の世界である。

「普段、運動をしているつもりでも、やはり特殊な動きなので、ハードルは高かったです。アクション練習では、前転後転から始まって、ごろんと回るのではなく、機敏にグルっと回ってシュタッと立ち上がる。先生から教えてもらった体幹を鍛える運動を、撮影が始まる前も、撮影中もなるべく実行したのですが、かなり苦労しました。武器としては、鎖鎌やクナイという短刀を使って戦っています。あとは、走ったり、屋根の上に立ったりもしました。なかなか屋根の上に立つ経験はできないので楽しみにしていたのですが、実際にやってみると真っ暗な中、ツルッと滑りやすい瓦屋根の上は怖かったです(苦笑)」

――彼女が演じる燕は、なぜ、忍びとして生きているのだろうか?

「親に捨てられて身寄りがなかった燕を、忍者の一族である霧生家の桂木(麿赤兒)さんが育ててくれたという生い立ちです。燕は井の中の蛙というか、外の世界を知らない人間です。そして孤独な人生において、幼馴染の陽炎太と虎眼だけが唯一心を開ける存在。特殊な訓練を受け、任務のためなら命も投げる覚悟ができているので、自分の孤独や寂しさにすら気づいていないんです。そういう燕の陰や孤独、常に命がけで心を開かない部分を出すことが課題でした」

――とはいえ、作品のトーンは脱力系のコメディだ。燕は陽炎太や虎眼(草野イニ)に冷静かつキツめのツッコミを入れる役回りを担っている。

「台本では、けっこうボケる陽炎太に対して燕はツッコミ役。そういうやりとりはテンポよく軽妙にできたらいいなと思いました。ただ、コミカルさとクールさの塩梅といいますか、さじ加減が難しかったです。明らかにコミカルなお芝居をするんですけど、陽炎太にのっかってどれくらいボケるべきか、やはり猫に対しては毅然と距離を置くべきか、監督に相談しながら探っていきました」

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――難しいといえば、動物との共演だ。本作で、陽炎太が「生き別れた父」と思い込んで飼い始める猫を演じるのは、本作で役者デビューを果たす金時だ。

「私たち忍びにとって猫は魔物。忍びの掟として、猫は敬遠すべき存在です。それなのに陽炎太は心を奪われて翻弄されてしまい、燕は掟を守るので猫からは距離を置いている。マイペースで可愛い猫に負けてしまう人もいるけれど、猫を魔物と信じている燕はどうするのか? というところがひとつの見どころだと思います。というわけで本番中に可愛がる機会はなかったのですが、それ以外の時間はものすご~く可愛がりました」

――もともと動物が大好きなので、金時との共演はただただ楽しみだったとか。

「金時は比較的おっとりした性格なので、基本的に、それほど大変なことはありませんでした。ただ、体重が8キロもあるので、人から人へと受け渡すシーンではずり落ちてスムーズにいかなかったり、抱えて立ち去るシーンでは金時の体勢が崩れてしまってやり直しになったり、ということもありました。『猫侍』のあなごちゃんは小さくて軽い猫ちゃんなので、北村一輝さんが片手で抱えて殺陣をするシーンもありましたが、金時は……無理だと思います(笑)」

――スタッフ一同、金時を怖がらせないように配慮したという。

「『怖い』と感じるとどうしても反応してしまうので、近づくときはしゃがむ、本番ぎりぎりまでそばにいてなでる、といったことを心がけました。私が不安だったのは一度だけ。山中の林で撮影するとき、金時が知らない場所に緊張して、トレーナーさんにずーっと『抱っこしてー』とべったり甘えているんです。そういう撮影場所では、カメラのフレームに入らないように猫ガードというものすごく大きなネットを張って逃亡しないように対策をとってはいるんですけど、それでも心配で…。でも、いざ本番になってカメラの前に私しかいなくなっても、ちゃんと私の目を見てお芝居をしてくれて、『よかったー!』とホッとしたことはありました」

猫が起きるのを待つ〈猫待ち〉の癒やしパワー

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――本作で主人公の陽炎太を演じる大野拓朗とは、過去にも共演経験があるため、緊張することなく幼馴染の空気になれた。

「草野イニさんと3人で、仲良く楽しく待ち時間を過ごしていました。ただ、かなりハードなスケジュールだったので、現場以外でごはんを食べに行くような余裕はなかったです。やっぱり〈猫待ち〉とかあるんですよ。金時が出番なのに起きてくれないときなどは、すやすやと眠る金時を中心に、大人たちがひたすら待つんです。すると、イライラするどころか、逆に温かい気持ちになって、動物の癒しパワーってすごいなと思いました。おかげで、ハードなスケジュールのわりに仲良く、楽しい現場になりました」

――現場がハードだった理由は、短期間で、ドラマと映画を入り組んだスケジュールで同時に撮ったことも一因だろう。ドラマが3月まで放送されたあと、そのストーリーを受け継ぐ形で映画が5月に公開される。

「陽炎太は、猫ちゃんを父親だと思っているのですが、見ている方は『え? 変化の術を使ってるの? ただの猫なの?』という気持ちでいると思います。映画ではいよいよ、猫ちゃんが父親なのかが明らかになります。また、火薬の量も増えて、アクションシーンも多くなっていますし、金時以外の猫ちゃんも登場します。全体的にスケールアップした『猫忍』を楽しんでもらえると思います」

――『猫忍』のO.Aを皮切りにスタートした2017年。今年の抱負は?

「今回の『猫忍』で、初めてアクションを経験しコミカルなお芝居の難しさを改めて感じました。今回学べたことを活かしながら、今年も引き続きコミカルなものに挑戦したいですし、自分の体のコントロールをもっと上手にできるようになりたいです。そして、まだやったことのないお芝居にも挑戦して、もっと幅を広げたいなと思います」


Writing:須永貴子

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(C)2017「猫忍」製作委員会

TV

『猫忍』

tvk、テレビ埼玉、BSフジ、NETFLIXなどで放送中!


「猫侍」の渡辺武監督をはじめとするスタッフと、日光江戸村がタッグを組んで完成させた忍者活劇。主人公の陽炎太(大野拓朗)は、江戸での任務中に出会った、生き別れた父親(船越英一郎)にそっくりな猫を、忍びの掟を破って飼いはじめてしまう。猫に翻弄されながら、忍びのミッションを遂行しようと奮闘する姿がユーモラスに描かれる。映画『猫忍』は5月20日(土)全国ロードショー。

▼公式サイト
http://neko-nin.info/


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