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2013年9月27日更新

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10月1日(火)から放送されるプレミアムよるドラマ『黒猫、ときどき花屋』に出演する林遣都。ちょっぴり風変わりな花屋兼カフェを舞台に繰り広げられるハートウォーミングな物語で、カフェの女店主に恋心を抱くバイト青年・拓未を演じる。撮影真っ只中のスタジオを訪ね、撮影の様子などを語ってもらった。

毎日稽古のない舞台をやっているような感覚。
現場では常に貴重な経験を積ませてもらっています。

── 『黒猫、ときどき花屋』。なんとなくファンタジックな世界を想像させるドラマタイトルですね。

「そうですね。とある花屋兼カフェがあって、そこに一匹の黒猫がいるんですけど、その猫がちょっと不思議な能力を持っていて、お客さんの悩み相談をするんです。お店にはその能力を目当てにいろいろな相談者が訪れてきて…でも実は、その猫は主人公でカフェの女主人である清香さん(平愛梨さん)の亡くなったご主人(谷原章介さん)の魂が乗り移ってる。僕はそのカフェでバイトをしている拓未という青年で、清香さんに一目惚れしちゃうんです。物語は毎回悩み相談者としてゲストの方がいらっしゃる一話完結スタイルなんですが、その悩み解決と同時進行して、僕と清香さんと、清香さんの旦那さんとの三角関係が同時進行していく、という感じです」

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── 猫が、悩みごとを解決してくれるんですか!?

「基本的には二択で、YESかNOで答えられる質問をすると、YESとNOのお皿に入っているエサのどちらかを取る、というような答え方です。そこも現場でいろいろ工夫しているんですが、猫ちゃんもリアルに出演者としてしっかりとお芝居しているので、ファンタジーではあるんですけど、ちゃんとリアルな表情や動きで作っています。なので、見ている人も自然にこの物語の世界観に入っていけると思いますよ」

── 拓未というキャラクターについて、教えてください。

「いろいろ事情があって店に清香さんが来た瞬間、出会った瞬間に恋をしてしまって…とにかく好きになったら真っすぐ。相手の気持ちとか考えずにすぐ告白しちゃうし(笑)、恋に突っ走る青年です。そこをコメディチックにやるときもあれば、ド真剣にやるときもあって、バランスはなかなか難しいんですけど、両方のテイストを楽しんで見てもらいたいな、と。ある程度勉強もできて大学も出て、でも自分のこだわりが強過ぎてズルズルとダメなほうに行っちゃって…それでこのままじゃいけないぞってバイトしてるんですけどね。でも、清香さんに出会ってもう恋に一直線になっちゃう。基本的にぼけーっとしているというか、バカというか、なにかひとつのことにしか進めないんですよ(笑)。常にぼんやりしてるし、空気を読めないところもあるし」

── しかも、恋のライバルは猫。

「猫が実は旦那さんで…というのは清香さん以外知らないんですが、あるときその秘密を僕だけが知っちゃうんです。それで、片思いだと思っていたのが三角関係だった、と。でもそこから亡くなった旦那さんの清香さんへの思いを知って、清香さんも悩んでいるけど、猫として旦那さんが甦ってくれるなんて不思議なことが起きたんだから、自分の好きな人がそれで幸せな気持ちになれるならいいじゃないかって。だんだんと自分の気持ちを抑えて相手を思うことができるようになっていく。そういう拓未の成長も出していきたいですね。とはいえ、あきらめはしないんですよ。旦那さんが近くにいようが好きなモノは好き。一途に思い続けていて、あわよくばいけるかも。もしも振り向いてくれたら遠慮なくいきますよっていう気持ちでやってます(笑)」

── 現在、撮影も終盤だそうですが、どんな作品に仕上がりそうですか?

「特に大事件が起きるわけでもなく、個性的なキャラクターが現れるわけでもないんですけど、日常の中からなにかを見つけるというか…台詞がいいんですよ。みんないいこと言うんです。台詞ひとつひとつにすごく素敵な言葉が散りばめられていて、見ている人に語りかけてくれるようなやさしさとか温かさとかが籠ってる。ゆったりと進んで行く時間の中に、“なるほどなぁ”って思えるメッセージ性がある、そんなドラマなんじゃないかな」

── 演じていて難しさはありますか?

「ずっとひとつのセットの中で、という撮影なので、そこでの難しさは感じました。セットの中での立居振る舞いだったり…そういうところはやはり先輩の役者さん方を見て学ぶところが多いです。梶原善さんにお話をうかがったりもしましたし、あとは実際にみなさんの振る舞いだとか、スタッフさんとのコミュニケーションの仕方を見て感じたり。あらかじめどれだけそのセットを理解しているか、ということの大切さを感じました。自分はいつもそのセットの中のどこにいてなにをしているのか。なにを使ってどう動くのか。そこは自分で理解して準備しておかなきゃいけない。先輩俳優のみなさんはどんどん発言して美術さんと密にコミュニケーションとって決めていったりしていて、そういうのが“理想的だな”と思えたし、とても貴重な出会いになりました。ホントに、現場で常に経験を積ませてもらっていますね。
それと、今回は毎シーン毎シーンけっこう長回しで撮影をしていてとめないんですよ。だから…毎日稽古のない舞台をやっているような感覚。ずっとセットに籠って、スゴイ集中力で。一瞬で動きを頭に入れないと行けないですし、そこにいる人同士で常にちゃんと意見を言っていかないと成立しない。もちろん、自分もちゃんと発言して混ざっていないとどんどん置いていかれてしまう、そんな緊張感です。ホントにいい刺激で、喰らいつく感じでやってますね。でもまあ見てくださる方はそんなに難しいこと考えず、自由に見て、自由に感じていただければと思います。そっと語りかけてきてくれるような空気感なので、気楽に見ていただきたいです」

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── 今年はドラマへの出演が続いていますね。

「ありがたいことに面白い役ばかりいただいていてどれもやり甲斐がありますし、そろそろまた映画もやりたいな、舞台にも挑戦したいし…って、今はより自発的にいろんな作品に携わっていきたいという気持ちです。なんかちょっと…遊び過ぎたかなって(笑)。もう22歳だし、僕はやっぱり自分よりもスゴイ努力している人や、スゴイモノの見方をしているなっていう人にしか興味がないので、そうするといつまでたっても自分は…と比べてしまい、焦りがどんどん大きくなっていく。努力──しか、ないんですけどね。今までは自分の中から出てくる衝動を大事にしていたというか、例えば以前は“必要だからと言って無理矢理映画を観まくったり、無理矢理歴史を勉強したりしなくてもいいよな。やってないってことはそう思ってないってことなんだから、その分ほかのことしよう”って思ってたんだけど、“いや、気持ちとは別にやらなきゃいけないこともあるぞ”っていうことをね、わかってきたんです。最近(笑)」

── 大人になった?

「10代の頃は、知らない強さとかピュアな気持ちで、そのときそのときの全力を尽くしてやってきたけど、もしも今の自分が過去の作品の主演をもう1度するとなったらどれだけの気持ちで取り組むかっていうのは…やっぱり違いますよね。覚悟、自覚…作品に入る前にはちゃんと全体のことを考えて、準備して、誰にも負けない気持ちで取り組む。そこがすべてですから。僕がやることであり、やるべきことであり、一番やりたいことっていうのはもう、作品に出演してお芝居をすること。それだけです。役者として“いずれこうなりたい”という一番先を常に見据えて、これからもそこへ向けて一作一作丁寧に取り組むのみ、ですね」

Writing:横澤由香

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INFORMATION

TV

プレミアムよるドラマ『黒猫、ときどき花屋』

10月1日O.Aスタート!
NHK BSプレミアム 毎週火曜日23:15~

花屋兼カフェを舞台に、次々に訪れるワケありのお客と一匹の黒猫が騒動を巻き起こす1話完結のハートウォーミングコメディ。
出演は平愛梨、林遣都、谷原章介、梶原善、真飛聖、阿南健治、藤吉久美子ほか。


▼公式サイト
http://www.nhk.or.jp/drama/kuroneko/

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(C)NHK

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