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全世界シリーズ累計発行部数7,000万部を超える大ヒット作『鋼の錬金術師』。等価交換を原則とした厳正科学“錬金術”を操る架空の世界を描いたストーリーゆえに、実写化は不可能といわれてきた作品が、最新技術を駆使しついに実写化。主人公・エドの敵としてあらわれるホムンクルス(人造人間)・ラストを演じたのが松雪泰子。撮影前に原作だけでなく、アニメ版も見て臨んだという。撮影秘話や作品の魅力を語ってくれた。

ラストのゾッとする怖さを堪能してください

―― 失った身体を取り戻すために「賢者の石」を探す旅に出たエドとアル。その行く手を阻む強敵としてあらわれるのが松雪演じるホムンクルス(人造人間)・ラスト。“色欲”の名を持ち、妖艶な魅力があるキャラクターだ。ビジュアルが公開されると、その再現性の高さに話題となった。

「女性らしいふくよかで肉感のあるスタイルが特徴なので、3kgほど体重を増やして臨みました。衣装も7回くらいフィッティングをしましたね。アクションシーンもありますから、激しい動きに耐えられて、かつラストの魅力を引き立たせる繊細なドレスになるように細部にまでこだわって作っていただきました。ヘアスタイルもこっているので、ヘアメイクを含めて、撮影の日は3時間くらい準備にかかっていたのではないでしょうか。私だけでなく、エンヴィーを演じた本郷(奏多)くん、グラトニーの内山(信二)くんも振り切ってやっていたので、ホムンクルスの3人が集まるととても異様な雰囲気でした。衣装をまとって揃ったときにはお互い『すごいね』なんて言って笑っていましたけど」

―― ビジュアルだけでなく、ラストの“存在”そのものにもこだわりをもって演じたそう。

「人造人間ですから、いかに人間ではない感じを出すかというところはヘアメイクを含め、綿密にプランニングをして撮影に入りました。声のトーンだったり、動きひとつひとつをシーンごとに曽利(文彦)監督と細かくお話をしていきました。そのなかでも一番大切にしたのが気配のコントロール。存在しているようで、存在していないような不思議な存在感を出せたらいいなと思っていたんです。すっと現れたかと思うと、次の瞬間、振り向いたらいなかったという場面も多いので、気配のあり方、消し方を大切にしていました。ゾッとするというか、そこはかとない恐ろしさを感じてもらえたら嬉しいです」

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―― 伸縮自在の爪を武器に闘う姿も美しい。マスタング大佐(ディーン・フジオカ)とのバトルもみどころのひとつだ。

「ほとんどがCGを使っているので、イマジネーションがとても大切になってくる撮影でした。ほぼ一人で見えない相手と闘うので、大変といえば大変なのですが、どう出来あがってくるのか楽しみでもありました。曽利監督が思い描く絵をキャッチしながら演じるのは、とても面白かったです」

―― 最新技術をフル活用し、みごとに『ハガレン』の世界観を再現。壮大なスケールで繰り広げられる冒険物語に最初から引き込まれていく。

「日本映画でここまでクオリティが高いものは、なかなかないのではと思います。曽利監督が撮影後に『これから素晴らしい作品に仕上げていきます』とおっしゃった通り、みごとに具現化されていました。ファンタジーの世界を存分に楽しめる映像の素晴らしさだけでなく、長編マンガの魅力が2時間のなかにギュッと凝縮されていると思います。人間のおろかさだったり、エドとアルとの兄弟愛だったり……。ストーリー性が高いので、見ごたえ十分です」

―― 最後に、映画の見どころを聞いた。

「エドとアルの魂の成長が軸になっていて、エドの思いがしっかりと伝わってくるストーリーになっています。エドを演じた山田(涼介)くんの信念が宿った瞳がとても美しく、印象的。あの瞳が全てを物語っていると思います。本田翼さん演じるウィンリィも魅力的でしたし、軍部の人達もとても素敵。ファンタジーの世界を高いクオリティで表現できたことを誇りに思いますし、そこに参加できたこともとても光栄に思っています。曽利監督の熱意、魂を込めた作品が全世界の人に届くことを願っています。私が演じたラストは出てくるたびにゾッとしてもらえたら本望。印象的なセリフもありますし、人造人間として生きてきた切なさも感じていただけたらと思います。ホムンクルスチームはインパクトがありますので、その存在感も楽しんでください」


Writing:岩淵美樹

インフォメーション

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(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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『鋼の錬金術師』

絶賛公開中!


全世界待望のファンタジー超大作、兄弟の絆を賭けた冒険が始まる!
運命に挑む兄弟エドとアル。幼き日に最愛の母を生き返らせようと、禁忌を犯したエドは手脚を失い、アルは魂だけの鎧の身体になった。必ず弟の身体を取り戻す――そう決心し、鋼の義肢、オートメイル(機械鎧)を身に着けたエドは、国家錬金術師となる。
身体を取り戻す唯一の手がかりは、謎に包まれた「賢者の石」。伝説を求めて旅をする二人は、やがて国家を揺るがす恐大な陰謀に巻き込まれていく…。壮大な旅の果てに、待ち受ける驚愕の真実とは? 兄弟の絆を懸けた、超ド級の冒険がいま始まる!
<錬金術――それは、あらゆる物質を新たなものに作り変える魔法のような科学>

▼公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/hagarenmovie/

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