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スターダストプロモーションのレインボーアイドルとして、歌に踊りにトークにと活躍の幅を広げつつあるSECRET GUYZ(シークレットガイズ)。今回完成した5thシングル『私のカレーは世界一』は、ゴアトランス成分をたっぷり注入したテクノサウンド。彼らの持つポテンシャルを十二分に引き出す愉快な楽曲に仕上がっている。また、ジャケットは全部で3タイプ。それぞれに、往年のアイドルソングを彷彿とさせるパーティーソング「私の彼は日本一」、バンド「HOME MADE 家族」のKUROが歌詞を書いた「ジェンダーツイスト」、そして初のバラード「きみと星の王子さま」の、異なるカップリング曲を収録している。
一挙に4曲の楽曲が誕生したことで、SECRET GUYZの新たな一面を覗かせる。リリースを直前に控え、3人に制作の経緯や思いを聞いた。

最初はカレー推しじゃなかった

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―― まず、今回の曲について聴きどころを伺えますでしょうか。

池田タイキ「はい、とにかく僕たちカレーが大好きだし、カレーのことを嫌いな人っていないですよ。そんな「みんなカレー大好きだよね?」という気持ちを込めた、ポップな曲です。聞いたら笑顔になれると思います」

吉原シュート「食事って笑顔で食べるとより幸せになれますよね。「みんなで食べて幸せを感じよう!」っていう感じで、踊りも真似をしやすい振りになっています。「仲間!」みたいな、一体感を感じられる踊りになっていますよ」

諭吉「う~ん、まあメンバーはこういう優等生みたいなことを言ってるんですけど、わたくし自身は万人に好かれようと思ってないんですよ」

シュート「(笑)」

タイキ「(笑)。嘘でしょう!」

諭吉「……まあ、食べることをどんどん好きになってもらえる曲になってるんじゃないかなと思います。食べるの大好きなんですよ」

タイキ「これはムチドル担当の諭吉のための曲なんで、今回は諭吉がセンターなんです」

諭吉「基本的にダンスがあんまり得意分野じゃないんです。それで「やっと来たセンター!」と思ったら……」

タイキ「ひたすら食べる“仕草”を入れてあります。振りじゃなくて“仕草”ですね。わんこそばをひたすら食べるっていう(笑)」

諭吉「ひどいわよ! ていうかカレーの曲なのにわんこそばっていうのも意味わからないし。そもそも歌詞の中にカレーって1回しか出てこないじゃない」

―― 確かにそうですね。

シュート「そうなんです。しかも最初はカレー推しじゃなかったんです」

―― なぜカレーがメインになったんですか?

シュート「(マネージャーから宣伝用紙が渡される)え~、ちょっと細かい話をしますと、リード曲が、カレーがテーマになっておりまして、ゴアトランスという……」

タイキ「読み上げてる(笑)」

シュート「ええと……」

諭吉「いいわよ! そのまま読んで!」

シュート「ゴアトランスからインスパイアされた曲調になっているんですけど、ルーツであるテクノはゲイカルチャーと非常に密接なんですよ。SECRET GUYZとしてはテクノを意識した初めての曲で……」

諭吉「あの、これちゃんと文章でまとめてくださいますよね? 読み上げてる感じじゃなく」

―― はい(笑)。

諭吉「ほっ」

シュート「(紙を置いて)でも、インドやマレーシアのような中東付近では、まだLGBTへの差別が残ってるらしいんです。僕たちとしてはカレーをテーマにすることで、そうした部分に関する認知も広めるきっかけになるんじゃないかなという思いがあって。それが裏テーマになっています」

タイキ「うん。表ではカレーっていうポップなイメージしか打ち出してないんですけど、裏側ではシンガーとして深い部分での思いがあります」

諭吉「この曲を聴いた当事者にはわかってもらえるかなって。もちろん、当事者じゃない人でも楽しんでもらえる曲になっていると思います」

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―― 曲自体もアゲアゲな、テンションの高い感じに仕上がっています。

諭吉「お披露目した時はお客さんからキャーッて言われたわよね。あんな黄色い声援、今まで聞いたことなかったわ」

―― いつもとは違う反応だったんですか?

シュート「なんか僕たち、かっこいいとかかわいいとかっていうより、盛り上がりが先行しがちなんですよ」

タイキ「曲の初お披露目の時、いつも笑いが起きるんですよ。みんなびっくりするみたいで。「そう来たか?!」みたいな」

諭吉「みんな手を叩いて笑うのよね(笑)。どうなのそれって」

タイキ「でも僕も、この曲でオリコン10位入りを狙うっていうから期待してたんだけど、こんな段々畑みたいな衣装だったからびっくりした」

―― 今くるよ師匠感ありますね(笑)。

諭吉「もう「どやさ!」よね」

“目には見えなくてわからないもの”を伝えたい

―― 今回「ゴア盤」「タイキ?デハラユキノリ盤」「レインボー盤」の3つのバージョンがあって、それぞれカップリングが異なります。メインはどちらなんですか?

シュート「基本的にはゴア盤です」

タイキ「えっと、僕の中ではレインボー盤がいいかなって」

諭吉「それジャケ写の写り具合で言ってるでしょ! 聞いてください、この人、自分だけちょっとかわいく撮ったんですよ」

タイキ「芸能1部の(佐藤)栞里さんの真似をして撮ったんです。でも、せっかくの写真が折り目になって削られてるんですよ!」

諭吉「栞里さんみたいな美しい人のマネするからよ。まあ、本当は私のアヒルのかわいい写真をいちばん真ん中にしてもらいたかったんですけど。でもそれもいちばん下。ひどいよね~」

―― でも、すごく面白いというか、不思議な感覚になるジャケットですよね。なんというか、“女装”ですもんね。

諭吉「何かちょっと違和感っていうか、「え?」って思うものを出していきたいなと思っていて。これは僕たちにしかできないことかなと思ってるんです」

タイキ「撮影もすぐ終わったよね。みんなノリノリで」

諭吉「ただ、自分でも辛いなと思うんですけど、元女子なのに、もはや普通の男の子が女装したほうがかわいくて……」

タイキ「もう戻れない」

シュート「ゴツいんだよね」

タイキ「行き過ぎちゃって隠し切れない」

諭吉「悲しいわよね~」

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―― レインボー盤のカップリングは「きみと星の王子さま」。シュートさんがソロで歌うバラード曲になっています。

シュート「これまでバラード曲を出したことがないので、集中して聞いてもらえる曲なんじゃないかなと思っています。シンプルに歌だけで聴かせる曲で、ダンスもないんですよ」

諭吉「私たち賑やかしもいなくなりますので」

シュート「いや、別にいてくれてもいいんだけど……」

諭吉「いいのいいの、台無しになっちゃう。顔がうるさいって言われるんだから」

タイキ「(笑)」

―― おふたりはシュートさんのソロを聴いてどう感じました?

諭吉「レコーディング中からうるうるしちゃって」

タイキ「歌詞がねえ」

シュート「やっぱり僕たちの思いがしっかり書いてある曲なので、歌うと切なくなっちゃうんですよ」

―― 特に気持ちが入っている部分はどこですか?

シュート「“見えないものこそ 大事なものと”っていう部分です。これはサン=テグジュペリの本の中にも出てくる言葉なんですけど、生活してても、目には見えなくてわからないものってあると思うんですよ。例えばその人がゲイかどうかっていうのは、外から見てすぐにわからないと思うんです」

諭吉「私はわかるわ」

タイキ「同じにおいがするからね」

シュート「僕たちはね(笑)。でもそういう見えない中にある大切な部分も、きちんと意味を込めて伝えたいなって思うんです。だから歌う時は、毎回毎回違うニュアンスで、自分の気持ちが出てくるんじゃないかなと思ってます。一回ごとのライブを大切にして、新鮮な気持ちで聞いてほしいなと思います」

XとYの染色体を歌ってます

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―― 「タイキ?デハラユキノリ盤」は、これはどうして「タイキ」って入っているんですか?

タイキ「僕は2ndシングルの「My Monster Lovely」の時からジャケットのデザインに関わらせてもらってるんです。それで「タイキ?」を付けています。今回は僕の大好きなアーティスト、デハラユキノリさんとコラボしたいってお願いしたんです」

シュート「いきものがかりさんとかのジャケットを描いてらっしゃる方なんです」

タイキ「うちのマネージャーのオカピの知り合いで。打ち合わせをしたら高知弁で「どういう感じがいいの?」って聞かれたから、「男と女を融合させたものを完成させてほしい」って言ったら、「それならセーラー服や!」って」

―― セーラー服のおじさんがいますね。

タイキ「融合ですから(笑)。それで「頭はもちろんハゲでしょう」って。まあ、うちのセンターがハゲてるので」

シュート「ハゲてないし!」

タイキ「行く末を見据えてるの!」

諭吉「将来はみんなそうなっていくんだから」

―― こちらに収録されているのが「ジェンダーツイスト」。タイトルにツイストとあるようにロックな曲です。

シュート「音的にはすごくポップなんですけど、歌詞には僕たちの気持ちがかなり反映されてます。作家さんが、僕たちの言葉を汲みとってまとめてくれました」

諭吉「作家さんには何度も直していただいて…」

タイキ「ごめんなさいっ!」

諭吉「いつもなんですけど、真剣に書いていただいたのに、曲の題名とか歌詞とか、全部自分たちで変えちゃうっていう(笑)」

―― かなり変えるんですか?

シュート「最初にいただいたものとは全然違います」

諭吉「そうなの。自分たちでやれよって感じよね」

タイキ「内容としては、恋愛の面じゃなくても、僕たちは自分の気持ちを押し殺してきたところがあるので、今ここまでやって来て、「色々あったけど、もうそんなのどうでもいいや!」っていうテンションですね」

諭吉「それをツイストに乗せちゃうっていう。悲しい気持ちをポップに歌おうぜ、みたいな」

タイキ「歌詞を見るとわかりますけど、XとYの染色体を歌っています。そんなグループいます?」

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―― 確かに(笑)。でも、真剣に歌うよりはポップなメロディに乗せたほうが伝わる部分は大きそうです。

諭吉「自分たちでもFtMって暗くて触りにくい存在だ、というのを打破していきたいんです。「もっと触ってよ!」みたいな」

―― 特別なことじゃなく、普通なんだよと。

タイキ「ていうか僕たち、ほんと普通。普通過ぎて逆に芸がないかもっていう……」

諭吉「大丈夫! 生きてるだけでそれが芸になるわよ」

タイキ「あ、ありがとう」

シュート「ん? 芸? ゲイ?」

―― ちょっと混線しましたね(笑)。

切り開いていかないと未来がないから

―― フリーライブツアーでの、お客さんの反応はどうですか?

諭吉「ショッピングモールでやらせてもらうんですけど、見てくださる方は老若男女。もう、みんな盛り上がっちゃってすごいんですよ」

タイキ「踊ってくれるよね」

諭吉「しかも曲よりMCのほうが立ち止まるっていう(笑)。リハーサルも結構やるんですけど、MCのリハーサルがすごく長くて。MCがダメだった時のマネージャーの雷の落ち方が半端ないんです(笑)」

タイキ「やっぱり、オネエに匹敵するぐらいじゃないと」

シュート「FtMのグループは僕たちが初めてだからね。切り開いていかないと未来がないから」

諭吉「そう。かっこつけてる場合じゃないんです」

―― 確かに、MtFに比べて認知度は低いかもしれません。

マネージャー「数としては少なくないんですけど、表に出たり、こういう活動をしたりしているグループは稀だと思います」

シュート「実はオネエの方より多いんですよ」

諭吉「僕たちがこうやって出てるように、表に出たいと思ってる子は多いはずなんです」

―― FtMを広める、という以外に、FtMの方々にもメッセージを発信していきたいという気持ちもあるんですね。

諭吉「徐々にですけど、ライブを見にきてくれる子も増えていて、すごく嬉しいんです。ここで「ジェンダーツイスト」みたいな曲を出すことで、何か感じてもらえるものがあるんじゃないかなって」

シュート「うん。それぞれ違う角度で、聴く人の心に響けばいいなって思います」

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―― オネエ文化ってもう定着しましたけど、皆さん発の「オニイ」はこれからですもんね。

シュート「発信していきたいですね!」

諭吉「売り出したのがこの間ですからね」

シュート「つい最近(笑)。実はだいぶ前に一回使ってみたんですけど、イマイチだったんですよね。その時に一回心が折れて……」

タイキ「その時は刺さらなかったのに、最近ちょっと話題になり始めたんだよね」

諭吉「変な時代よね。何なのかしら」

シュート「まあ、その時はまだオネエが浸透してなかったっていうのもあるかもしれません」

―― では今後は歌はもちろん、トークも含め、パフォーマンス全体で魅せていくっていうことですよね。

シュート「そうですね。まずは皆さんに知ってもらわないといけませんから。まずはメディアやイベントに出て、少しずつ広がっていきたいなと思います」

タイキ「まずはオリコントップ10を狙って…」

諭吉「そして両国国技館でライブ!」

―― ちなみに年内のスケジュールはどんな感じなんですか。

マネージャー「まだ告知できる情報が少ないんですけど、ライブもイベントも盛りだくさんの予定です」

タイキ「まだ全っ然先だけど、クリスマスとか…?」

シュート「そう、僕たちとにかく行事ごとが大好きなので」

諭吉「そういうとこ女子なんだよね~」

シュート「はい、僕たち記念日大事にするタイプです(笑)」


Writing:飯田ネオ

インフォメーション

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【ゴア盤】
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【タイキ?デハラユキノリ盤】
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【レインボー盤】

SINGLE

『私のカレーは世界一』

5月18日(水)リリース


【ゴア盤】
ZXRC-1066/¥1,000(税抜)
01.私のカレーは世界一
02.私の彼は日本一

【タイキ?デハラユキノリ盤】
ZXRC-1067/¥1,000(税抜)
01.私のカレーは世界一
02.ジェンダーツイスト

【レインボー盤】
ZXRC-1068/¥1,000(税抜)
01.私のカレーは世界一
02.きみと星の王子さま

LIVE

ワンマンライブ開催決定!

日程:2016年7月30日(土)
会場:東京都・品川インターシティーホール
※詳細は、決定次第お知らせ致します。

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