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DVDドラマ『發(アオ)の竜~逆転の闘牌~』で、主人公の伊織竜を演じた滝口幸広。ゲームソフト会社の若き社長の座から転落、裏の賭け麻雀でとある大勝負に挑んでいく青年の生き様をリアルに伝えてくれた。ここにあるのは、大人の俳優としての新しい滝口の顔だ。

いつもとは違う表情、なんともふてぶてしい男の人生を観て欲しい

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――息詰るゲーム展開と人間模様を重ね合わせた今作。撮影はタイトなスケジュールとなった。

「5日間で撮ったんですけど、いい意味で不健康そうな顔でいられたのが良かったと思って(笑)。麻雀のシーンはそれこそ密室のような場所での撮影で、いい緊迫感の中で集中できましたし、なんていうのかな…時間を忘れて、しかも常にちょっと薄暗くて。そういう雰囲気もいい効果になりました。麻雀を進めるほどにホントに“今何時なんだろう”って感覚がちょっとおかしくなってきたり(笑)。自分が追いつめられていく感じも普通に気が滅入ってくるというか、自然に空気を生み出すことができました。大人の現場。面白かったです」

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――滝口が演じる竜を中心に、それぞれの人生を賭けて集まった行きずりの4人が卓を囲むまでの流れも含め、物語は麻雀というゲームの持つドラマ性が際立った硬派な語り口で描かれていく。

「実は似たような思いを抱えている4人が偶然出会うのですが、みんなの色はまったく違う。そこが絶妙なんです。麻雀の内容はちゃんとプロの方が監修してくれているので、麻雀自体の流れや展開もしっかり創られています。僕もそうですけど、麻雀の好きな人はやっぱりそれぞれの思考や、こだわりがある方が多いんですよ(笑)。そういう人たちにも面白さを感じてもらえる出来映えになっていますし、ゲーム展開がドラマの展開や人々の心情とリンクしているので、麻雀を知らない人でも引き込まれてしまうドラマがある。ルールを知らない分、“なんであそこであんな感情になったんだろう”とか、あとから考えてみるのもいいんじゃないかなと思います」

――ちなみに滝口自身の麻雀のこだわりとは?

「僕はどっちかというと理詰めですね。なんでなんだろうってずーっと考える方だから、フィーリングっていうのはあんまりないです。確率で考えれば4人でやる麻雀は100回やれは25回は勝てるはず。で、自分は30回勝てたら上等だなって思うので…負けたときは勝ち方を考えるよりも“どう負けたか”を振り返ります。やっぱりメンタルで負けるのはイヤなんですよ。勝ちを焦ったり、テンションが上がって先走りたくはない。周囲を観察してちゃんと理詰めで進めて、それでも上がれなかったのはしょうがないなって思う。わりと冷静ですね。でも、それだけじゃ勝てないのもまた麻雀の面白いところ! なにしろプライベートで昔、30時間くらいやったことがありましたから(笑)。麻雀のなにが好きかというと、僕は人間性が出るから好きなんです。“こういう考え方するんだ”って、相手を観察したり感じたりするのも含めてのゲームだと思っています」

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――では、竜という青年の人間性はどう分析を?

「ヘンな生き方の人だな、だけど嫌いじゃないなって。いろんな意味で結局自分しか信じられずにやってきた人間なんだと思います。今、唯一信じているのは運、というか、麻雀だけなのかも。全部自分でやっちゃうんですよ。人には頼らないし自分で切り開いていく。その結果、“俺にはもうこれしか残っていない”という殺伐とした人間になってしまって。失う者が無い人間って、強くなれるんだろうなぁと思います。負けることを考えて守りに入ると逆に勝てないですから。そういう意味でも竜は利口ではないですけど、とにかくがむしゃらな人です」

――ある意味、自身と真逆のキャラクター。そういう人物を演じるのは……

「すっごい、疲れます(笑)。彼はなにかのきっかけで人間を嫌いになり、やがて自分もまわりから嫌われるようになってしまったんだろうけど…僕は人が好きで、たぶん人懐っこいほうなんですよね。どちらかといえば性善説で生きている人間なので…それは周囲の人たちに恵まれているおかげもあるんだけれど、それと真逆を行く人の思考を考えるのは簡単ではないです。目線ひとつとっても、この人の場合はどうなんだろうってすごく考えさせられる。だからお芝居していても、裏切られたときとかは…一度へこたれますよね(笑)。そこを自分の思考では乗り切れない、竜の思考でやり過ごさなければいけないので。演じる上ではそういうところと、昔一度麻雀を題材にした作品をやったことがあったので、そこと似たような印象にはしたくないというのはありました。ちゃんと竜の人間性とか色とかが出せたならいいなって。麻雀を題材にした作品はたくさんありますけど、竜という男の物語、この作品ならではの色を出したかった。全体的に劇画チックというよりは実世界に近い世界かなと思うので、そこも大切に。特別な人間じゃなく、もともと雀荘に出入りしている人間だから、振る舞いは自然に、そしてふてぶてしくありたいなと思って演じていました」

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――確かにそこにいる滝口は終始不機嫌でふてぶてしい大人の男。そして、ひとつの闘いを終えたその先を気にしないではいられない余韻を漂わせている。

「そうなんですよねぇ…実は、この物語には後編があるんです。撮影も終えていて…夏頃には観ていただけるんじゃないかな。そっちもぜひ楽しみにしていてください。僕自身、あまりこういう役を演じる機会も多くないので、まずはこの『~逆転の闘牌~』でいつもとは違う表情、なんともふてぶてしい男の人生を観て欲しいです。個人的にも麻雀は最高のボードゲームだと思っているので、その楽しさも伝えたいし…なにより、こういうリアルな群像劇って面白いんですよ。余計な飾りが無くて…特に男性は好きな世界観かもしれない。そこにある竜の人生を、続編を含めて楽しんでもらえたら嬉しいです」



Writing:横澤由香

インフォメーション

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DVD

『發の竜~逆転の闘牌~』

発売中!


価格:3,800円(税抜)
販売元: 株式会社オールイン エンタテインメント

ゲームソフト会社社長・伊織竜(滝口幸広)。会社の経営難をギャンブルで凌ごうとするが、状況は更に悪化、闇金業者に追われ病院送りにされる始末。そこで出会った女性医師・橘さやか(佐藤乃莉)に一千万円の生体肝移植の話を持ち掛けられるが、伊織の生粋のギャンブル気質から、物語は次第に高レート賭け麻雀へと発展していく・・・。そこで繰り広げられる、裏切りと憎しみ、金欲にまみれた勝負の結末とは!?

▼詳細
http://all-in-ent.com/ippan/1704/02.html


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