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第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の小説を基に、娘の死の真相を知ろうとする父親で心理行動学者の安藤と美しいが邪悪な女子高生、木場咲との攻防を描くサスペンスドラマ『罪の余白』が公開される。繊細かつ過激な女子高生の行動に衝撃を受ける本作で、木場咲の友人であり、真相に絡む新海真帆役を演じる宇野愛海にインタビュー。壮絶な役を演じ切った彼女の作品への思いとは?

この作品をきっかけに、これからもずっと演技をしていきたいと思いました。

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―― オーディションで役を獲得した宇野。その後、約1ヶ月のリハーサルを経て撮影に入るが、このリハーサルからすでに相当きつかったと振り返る。

「リハーサルの時、監督にこてんぱんにされまして(苦笑)。真帆は追いつめられる役だったのもあって、今思うと病んでいたなって。それがあったから演じられたと思うんですけど、当時は逃げたいと思っていました。撮影が始まってからも、ロケ地の鴨川のホテルの部屋で自宅までの電車の時間を調べたりしていました。監督に毎日怒られていたんですけど、真帆と宇野愛海、どちらに言っているのかわからなくなったこともありました」

―― 追いつめられたから、役を演じることができた。咲の取り巻きであり、咲と一緒に安藤の娘・加奈を追いつめていく真帆の気持ちとどんどんシンクロしていったようだ。

「リハーサルを重ねる中で真帆の気持ちを掴めるようになってきて、現場ではずっと真帆でいることができました。真帆は、周りの目を気にして生活している子。私自身、高校生なので、そういう気持ちはわかるし、度は過ぎているけど、周りにも真帆のような子はいるんじゃないかと思いました。咲に依存していて、可哀想な子なんですよね。真帆を演じている間、本当に辛かったです。みんなが敵に見えたし、加奈が死んでからは咲と秘密を共有する喜びを感じながらも咲が怖かった」

―― 役作りで体重を増やしたが、現場のハードさゆえ胃腸炎にかかってしまいーー。

「監督からは、痩せてはいけない、太れという指示のもと、撮影に挑んでいましたが、胃腸炎になって少し痩せてしまいまして(苦笑)。綺麗に映ろうとするなと監督から怒られました」

―― なかなか厳しそうな監督の名は、『スープ~生まれ変わりの物語~』などを手掛けてきた気鋭、大塚祐吉監督。

「オーディションの時からずっと厳しかったんですけど、完成して打ち上げの時、「選んで良かった」とおっしゃっていただいたんです。大塚監督のもと頑張って良かった!と感動しました」

―― 事務所の先輩である主演の内野聖陽の存在も大きかったようだ。

「私が悩んでいる時にアドバイスをくださったり、真帆としてやりやすいようにお芝居を変えてくださったり、内野さんがいらっしゃらなかったら、真帆を演じられなかったぐらい助けていただきました。自分のことより優先して、付きっきりでお芝居のことをアドバイスしてくださったんです」

―― 苦しみ抜いた宇野にとって、最も辛かったシーンがある。

「どのシーンもきつかったんですけど、咲が加奈に提案するあのシーンが一番気持ち的に厳しかったです。表情によって、それぞれの個性や関係性が出る大事なシーンです。監督からは大げさにやらないでと言われていましたが、難しかったですね」

―― スリリングな作品だが、現場では10代の女優同士でオススメのゲームで遊んだりしていたというからホッとする。

「私を含めて、咲役の吉本実憂ちゃん、七緒役の葵わかなちゃん、みんなが役に入り込んでいて、きゃぴきゃぴとした雰囲気ではなかったのですが(笑)、学校での楽しそうなシーンの時は楽しく過ごしていました」

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―― 女優、宇野愛海にとって『罪の余白』は、どんな作品となったのだろう。

「忘れられない大事な作品です。この作品をきっかけに、これからもずっと演技をしていきたいと思いました。本当にいい作品に出会えました。辛かったけど、もう1回やって、しごいてもらいたい(笑)。大塚監督に出会っていなかったら、成長できなかったと思うので、本当に感謝しています」

―― 将来の目標は?

「安藤サクラさん、満島ひかりさんのように唯一無二の存在になることです。宇野愛海を選んで良かったと思ってもらえるようになりたいです。とにかく映画が大好きなんです。これ以外に好きなことが見つかりません。ずっと関わっていきたいです」


Writing:杉嶋未来

インフォメーション

MOVIE

『罪の余白』

2015年10月3日(土)公開


名門女子校で転落した娘、加奈の死を、父親で行動心理学者の安藤聡は受け止められずにいた。娘はなぜ死んだのか。自分を責める日々を送っていた安藤の前に、加奈のクラスメートで死の鍵を握る少女・咲が現れる。だが咲は自らの罪を隠蔽するため、一緒に加奈をいじめていたクラスメート、真帆を丸め込み、さらに安藤を狡猾に陥れようとする残忍な悪魔だった。咲に罪を認めさせようとする安藤だったが、逆に彼女の策略にはまり暴走していく。原作は第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央のデビュー作「罪の余白」(角川文庫刊)。監督は、『スープ~生まれ変わりの物語~』(12)、日仏合作映画『FLARE~フレア~』(14)などを手掛けてきた大塚祐吉監督。共演は、内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、など。

▼公式サイト
http://tsuminoyohaku.com/

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