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北川景子 映画「の・ようなもの のようなもの」イベント&プレミア試写会!


北川景子出演映画「の・ようなもの のようなもの」の“笑い納め”のようなものイベントが新宿末廣亭にて、プレミア試写会が新宿ピカデリーにて12/20(日)行われ、監督・キャストと共に北川が出演した。

『家族ゲーム』、『失楽園』、『間宮兄弟』など、日本映画のフォームを根本から生まれ変わらせる“ひらめき”に満ちた筆致で、数多の傑作、名作を世に放った森田芳光監督の急逝から、4年。同作は、輝かしい伝説の幕開けとなった森田監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を描く完全オリジナルストーリーで、古き良き下町・谷中を舞台に、生真面目なばかりで冴えない落語家・出船亭志ん田(松山ケンイチさん)が落語を捨て気楽に生きている兄弟子・出船亭志ん魚(伊藤克信さん)と出会い、悩みながらも自分らしく生きる道を探していく物語となっている。

この日は、実際の撮影でも使用された老舗寄席・新宿廣末亭にて“笑い納め”のようなものイベントが行われ、登壇者は和服姿で登場。
志ん田の師匠の娘で、志ん田が密かに恋心“のようなもの”を抱くヒロイン・夕美を演じる北川は、「将来の夢を見つけられずにいる女の子の役をやらせていただきました。森田監督作品のオマージュですので、思い入れの大きな作品となっています。今日は作品の見どころなどをお伝えできればと思います。宜しくお願いします。」と挨拶をした。

志ん田を演じた松山さんは劇中で落語を披露されているが、その落語を間近で見た北川は、「本物の落語家さんのようでした。落語のシーンが10分位の長回しで、一本のお話をやっていらっしゃったのですが、直前までずっと私と世間話をしていたのに、いざ上がられると憑依したように小さな男の子の役から、お父さんの役まで全部一人で演じられていました。すごいなと感じましたし、たくさん練習されたんだと思いました。」と撮影の様子を語った。

その後、落語を題材とした同作にちなみ、登壇者たちは映画のタイトルやテーマ、ワードを使った大喜利に挑戦。“「○○○」とかけて「△△△」と説く…その心は~?”を同作風に“「○○○」とかけて「△△△の・ようなもの」と説く…その心は~?”とアレンジして行われ北川は、「『落語』とかけまして『オシャレ の・ようなもの』と説く。その心は、どちらもセンスが必要です。」と解くと、客席から大きな拍手が起こり、北川は緊張の面持ちから一転、安堵の表情を浮かべていた。

末廣亭での“笑い納め”のようなものイベントのラストは映画の大ヒットを祈願し、会場全員で三本締め。にぎやかにイベントを締めくくった。

新宿ピカデリーに会場を移し、プレミア試写会の舞台挨拶に登壇した北川。
同作で登場するキャラクターは、各キャストが森田監督作品で演じた役をモチーフにしたような役柄となっており、北川が演じた役柄は、自身の記念すべき映画初出演作品となった『間宮兄弟』の夕美と同じ名前の女性だった。「最初に『のようなもの』を35年ぶりに続編として作ることになったというお話をいただきまして脚本を開いたら、1ページ目に“夕美”と書いてあったので偶然だと思っていたのですが、読んでいくとキャラクターが『間宮兄弟』の夕美とそっくりだなと。その後衣装合わせに行ったら10年前に撮影した時に使った浴衣が置いてあったので、夕美が成長して今に至るというか、こういう風に大人になったんだと理解して演じました。」と話した。

森田監督の命日となるこの日。監督とのエピソードを聞かれ、「森田監督と初めて会った時のことを今でも覚えています。『間宮兄弟』のオーディションで初めてお会いして、その時は夕美ではない役のオーディションだったんです。すごく練習して行ったのにも関わらず、すぐに“これじゃなくて妹の夕美を読んでよ”と言われまして、ちょっと太々しい感じでやりました。その後、“私のこと誰だか分かりますか?”と監督がおっしゃって、“分かりません”と答えたら、“監督の森田です”と言われて、このオーディションは落ちたな(笑)と思ったのが最初の思い出。なぜか合格にしてくださって、現場でも温かく受け入れてくださったので、心の広い監督だなと思い、その時のことが忘れられないです。今、思えば“夕美だ”と思ってくださったのだと思いますが、(その時は)私も若かったので、ムッとしてしまいました。反省しています。」と話した。

その後も登壇者が森田監督との思い出深いエピソードを披露。笑いも交えながら感慨深い様子で語り合った。

映画「の・ようなもの のようなもの」は来年1/16(土)新宿ピカデリーほか新春ロードショー。
ぜひ劇場でお楽しみください。

【あらすじ】
舞台は現代の東京の下町。出船亭志ん田(でふねてい・しんでん)は、まだ二つ目(真打になる前のタマゴ)にもなれていない落語家、の・ようなもの。師匠・出船亭志ん米(しんこめ)の自宅に寄宿して日々修行に励んでいた。志ん田は、同居している志ん米の娘・夕美に思いを寄せているが、いつもイジられっぱなし。ある日、志ん米に頼まれ、以前一門に在籍していた兄弟子・志ん魚(しんとと)を探し出すよう命じられ、ようやく探し出した志ん魚は落語とは無縁の生活を送っていた。志ん田は、のんきに暮らしながらも自分らしく、楽しく生きる志ん魚の姿に自分の中に足りないなにかを見つける。一方の志ん魚も、不器用ながらもまっすぐな志ん田の姿に昔の自分を重ね、忘れかけていた落語への愛を思い出すようになっていた。果たして、志ん田は落語も恋も最高の“オチ”を見せることができるのか。
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