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白いハットと「ブルウィップ(鞭)」がトレードマークの風変わりな探偵・紅伊玲二が、祖父から引き継いだ「紅伊探偵事務所」の2代目所長として、相棒と共に、秘密を抱えた依頼人を救う探偵バディ・ムービー『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』(以下『探夢2』)。およそ2年ぶりに紅伊玲二役を演じた廣瀬智紀に、本作の見どころや自身が歌う主題歌に込めた想い、新相棒となる小越勇輝の印象について語ってもらった。

「探偵もの」好きな方はもちろん、アクションやサスペンス好きの方も楽しめる映画です

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―― 前作の公開から早2年。前作で玲二の相棒だった「彰二」は、重要任務でロシアに派遣され、小越勇輝扮する「祐介」が新たな相棒として加わった。メガホンをとったのは、過去に廣瀬との作品も多く手がけてきた毛利安孝だ。まずは、紅伊玲二ならではの武器「ブルウィップ」を久しぶりに手にした感触について訊いてみた。

「前回の撮影時にブルウィップの扱い方をかなり練習したこともあって、手にした瞬間に『あぁ、これだ!』と感覚をすぐに取り戻せたような気がします。僕からも『ブルウィップを使ったアクションシーンをもっと増やして欲しい!』と監督にリクエストを出させていただいて。玲二が繰り出すブルウィップの技にも、新たなバリエーションが加わっています」

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―― 新相棒の柳沢祐介役を演じた小越も、すっかり本作の世界観に馴染んでいる。廣瀬自身としては、相棒役の小越をどのように捉えているのだろうか。

「小越君とは、何年か前に舞台で共演したことがあるのですが、彼は本当にセルフプロデュースが上手い人でして(笑)。祐介のキャラクターに小越君自身が持つ人間性の良い部分が見事に重なって、玲二が祐介とバディを組むイメージが、僕自身もすんなりと掴めました。そういった意味では、前作の「玲二と彰二」とはひと味違う、新たなバディ感が出せているような気がします。玲二と祐介には割と似ている面があるというか、お互いが全てをさらけ出すわけではなくて、どこか探り合うような感覚があるんです。実際、僕たちにも『これは言ったら野暮だな』ってお互いに察したりする部分もあったりして……。小越君とは普段からすごく面白い関係性が築けているので、それを大事にしながらお芝居させていただいた部分もあります」

―― 諏訪太朗演じる「旅一座」の座長からの依頼で、行方不明になった「真剣」を探すのが、『探夢2』で紅伊玲二に課せられたミッションだ。潜入捜査の一環として、玲二と祐介が異色の「劇中劇」に挑戦しているのも見逃せない。玲二は“流し目シューティングスター”こと、“紅(くれない)玲二朗”に扮し、大衆演劇の人気演目である「赤城山」の国定忠治を、着流しに独特のメイクで見事に演じきっている。

「ここまで本格的な潜入捜査ができるのは、まさに映画ならではだと思いますし、一つの作品の中でまったく違う二つの役柄を演じさせてもらえるのは、観客の方々にいろいろな僕を見ていただけるチャンスとも言えます。とはいえ、今回僕が演じた国定忠治の口上は、普段使わない言葉や節回しで、そもそも声の出し方からして全く違いました。大見得を切るシーンなど独特な表現も多かったのですが、稽古中に録音させていただいたボイスメモや動画を繰り返し再生して、完璧にマスターしてから現場に入るように努めました」

―― 「劇中劇」のほかにも、「手裏剣のジョー」を始めとする、個性豊かなキャラクターとの対決シーンが随所に用意されている。

「スパイス的にコメディ要素を加えることで、クールな紅伊玲二のキャラクターの面白さがより一層際立つという効果もあると思います。『こんな敵キャラと戦わせたら面白いんじゃないか』って、監督がいろいろ考えてくださって、これも昔から僕のことをよく知ってくださっている毛利監督ならではの演出であり、愛を感じた場面の一つです(笑)」

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―― 単に事件を追うだけではなく、玲二の父親の失踪にまつわる様々な陰謀が絡み合い、謎が謎を呼ぶ展開も、今後の広がりを期待させる大きな見どころとなっている。

「これも毛利監督が『探夢』に与えてくださった課題というか、ある種のギフトとして僕は受け取りました。連続ドラマならぬ“連続映画”として『探夢』シリーズが続くように後押ししてくださっているのが感じられて、すごく嬉しかった。旧相棒はいまロシアに居て、新相棒の祐介には『マサチューセッツ工科大を2番で卒業した』とか『CIAの誘いを断って紅伊探偵事務所にやってきた』という経歴もある上に、山田ジェームス武くん演じる『謎の男・夢野』が登場したりもする。外国とのつながりを匂わせる要素が沢山あるので、『次は海外で撮影しなきゃいけなくなるんじゃない?』って、僕自身の願望も込めて、あえて口に出すようにしています(笑)。それこそ、いつか紅伊玲二は海外で探偵事務所を開いているかもしれないし、誰かのボディーガードをやっていたりもするかもしれない。皆さんも『探夢2』をご覧いただくと、きっといろんな想像が広がると思います。そういった意味では、僕自身は本作を途中段階として捉えているところもあって。『探偵もの』における『探夢』シリーズの個性を徐々に確立させながら、ゆっくりと伏線を回収して行けたらいいなぁと思っています」

―― 本作では、玲二の愛車も白のマスタングに代わっている。衣装や美術にも作品の世界観がギッシリ詰め込まれているのも、『探夢』シリーズならではの特長だ。

「玲二がいつも身に着けている白のハットとブルウィップには、幼少時代の父との思い出が絡んでいるのですが、紅伊探偵事務所の陰のドンともいうべき、気品あふれる『お婆ちゃま』の孫ということもあって、服装にはこだわりたいと思いました。ネクタイがちょっと曲がっているだけでも気になるくらい、いつもビシッと決めているのが紅伊玲二の着こなしだったりもするので、もし続編があるならば、玲二のメインの一張羅は毎回変えていきたいです。衣装にも注目して楽しんでもらえる作品になったらいいなと思います」

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―― 前作に引き続き、本作の主題歌も廣瀬智紀が担当する。主題歌のタイトルは「彷徨のラビリンス」。ミュージックビデオのディレクターを、前作の監督である櫻井信太郎が務めている。

「僕としては、主演映画の主題歌を歌う、というところにも意味があるんじゃないかと感じていて、気持ち的には『廣瀬智紀』としてではなく『紅伊玲二』として歌っています。『このシーンでこの曲が流れてきたらカッコイイ!』という基準で、候補の中から選ばせていただきました。とはいえ、MVの撮影には結構苦戦しました。マイクに向かって歌っている姿を撮っていただくのが気恥ずかしく感じられてしまって(笑)。でも、その雰囲気に慣れてからは周りのスタッフさんもすごく盛り上げてくださったので、楽しんでやることが出来ました。映画の世界観を表現した作品ではありますが、曲単体としても楽しんでいただけるジャジーな仕上がりになっているので、ぜひ聴いていただけたら嬉しいです」

―― 最後に、本作の見どころを改めて訊いてみた。

「もともと『探偵もの』とか『刑事もの』には、男が憧れるロマンがあるような気がします。僕は小さい頃から『あぶない刑事』が大好きだったんですが、あの作品って、難事件に挑むバディものでありながら、激しいアクションシーンも魅力だったりしますよね。僕としては『探夢』シリーズでも、そういった世界観が出せたらいいなという思いで取り組ませていただきました。『探偵もの』がお好きな方はもちろん、アクションやサスペンスが好きな方にも、きっといろんな角度から楽しんで観ていただける作品になっているんじゃないかと思います。もし続編があるとするならば、『古畑任三郎』みたいに犯人を言葉で追い詰めていく感じのお芝居にも、いずれはチャレンジしてみたいです」


Writing:渡邊玲子

インフォメーション

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(C)「探夢2」製作委員会

MOVIE

『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』

10月18日(金)公開


前回の事件を解決した後も、なんら変わりのない日常が続く「紅伊探偵事務所」。そんなある日、玲二に憧れて事務所で働きたいという一人の若者がやってくる。彼の名前は柳沢祐介。二人が組んだ最初の依頼は「芝居で使う刀がなくなったので調査して欲しい」という仕事。依頼主は旅芸人一座の座長。果たして、今回はふたりにどんな事件が待ち構えているのか?そこで明らかになったのは、驚きの真相と裏に潜む巨大な敵の存在だった……。

▼公式サイト
http://tantei.united-ent.com/



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