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「週刊少年ジャンプ」で連載され、全世界で累計発行部数2,500万部を突破した大人気マンガ『約束のネバーランド』がついに実写映画化される。ハウス(孤児院)からの脱獄を目指す異色の脱獄ファンタジー作品となる本作で、理性的でハウスのリーダー的存在の少年・ノーマンを演じるのは板垣李光人。自身もオタクと公言する板垣に、本作にかける想いを聞いてきた。

生と死に立ち向かっていくキャラクターたちから、勇気や力をもらえると思います

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―― 原作は大人気マンガということもあり、出演が決まったときは「不安も大きかった」と語る。

「僕はもともとアニメを観ていて、そのあとに原作も読んだんですけど、世界観が西洋的ですごくキレイな作品なので、ビジュアル面も含め、不安も大きかったです。僕が演じさせていただくノーマンはビジュアルがキレイな男の子ですし、髪の色も白なので、そこをしっかりと表現できるようにしていかないと、と思いました」

―― そんなノーマンを演じる上で一番意識したことはなんだったのだろうか。

「ノーマンは本当に優しい人間で、いつも自分よりもエマやレイのことを考えているんです。エマとノーマンが感情をぶつけあうシーンでは、優しさからくる声の荒げ方を表現したかったので、常に強い優しさを持って演じられるように意識していました。ノーマンは脱獄の計画を立てている途中で、出荷が告げられてしまうのですが、数日後には死ぬかもしれないという恐怖と悲しみがありながらも、エマたちが辛くならないようにと自分の気持ちを覆い隠しているんですよね。本当は自分も辛いのに、それでも笑顔でいないといけないという部分は、演じていても精神的に辛く、難しかったです」

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―― 板垣自身もアニメや漫画が大好きと公言しているが、だからこそ本作へ活かせたと感じる部分は?

「原作がある作品に出演する役者さんたちの中には、「自分なりのキャラクターを演じる」と話す方もいらっしゃると思うんですが、僕の考えはそれとは少し違うんです。原作という正解があって、その正解を愛している人たちがいる以上、その正解から一ミリもブレてはいけないと思っているんです。自分なりの解釈とか、自分を出す必要は一切ないと思っているので、とにかく原作に近づけるように意識しました。脚本自体が、ほぼ原作どおりで、オリジナルのシーンは本当に少ししかなかったので、いただいた台本に、台本と同じマンガのシーンをコピーして貼って、表情やコマの雰囲気、ノーマンがどうやって体を使っているのか等をすぐに確認できるようにしていました」

―― ハウスからの脱獄を先頭に立って計画するのは、板垣演じるノーマンの他に、浜辺美波演じるエマ、城桧吏演じるレイの3人となる。

「撮影に入る前に、2ヶ月ぐらいしっかりと監督と浜辺さん、桧吏、僕の3人でリハーサルを行っていました。僕たちがどうあるべきかという相談をしていましたし、実際に現場に入ったあとは、ハウスのセットに行くと、自然と3人の関係性みたいなものが出来上がっていきました」

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―― 撮影中に特に印象に残っているシーンはあるのだろうか。

「里親が見つかったと聞かされてハウスから出ていったコニーが、実は鬼の食料となるために命を奪われていた、という真実を知ってしまい、エマとノーマンが門からハウスに戻るために走っているシーンですね。そのときのやりとりは、客観的に見ている僕としても、ノーマンとしても、エマの苦しみが突き刺さるところでもあります。最初、演技プランとしては、そのシーンでノーマンは泣きそうになるということは考えていなかったんですが、エマの大きい悲しみが波のようにノーマンを飲み込んできて、その大きい悲しみを受け止めたら、自然と僕も涙が出そうになりました。そこはエマを演じる浜辺さんの圧というか、力を印象的に感じたシーンでした」

―― 撮影は実際にある山の中で行われたとのこと。

「本当に奥深い山の中を使っての撮影だったので、車が途中までしか行けず、常に軽い登山をしているみたいでしたね(笑)。撮影期間は2ヶ月ぐらいでしたが、すごくハードな撮影でした。脱獄するために、森の中を走って訓練するシーンがあるんですけど、コンクリートとは違い、全く整備されていない自然の中だったので、何度も足元を取られそうになりましたね。桧吏なんて普通に転んでしまって……。衣装が白いから、大変なことになっていたのを覚えています(笑)。ノーマンの走り方については、監督からも「映像を通して観たときにカッコよく映っているかを意識してほしい」と言われていたんですけど、僕は全く運動が得意じゃないので、カッコいい走り方を意識するのが大変でした。なかなか全力で走るということがなかったですし、腕の振り方や走り方なんて気にしたことがなかったので、何度も撮り直しました。だからそのシーンもぜひ注目してほしいです」

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―― 同じ事務所の城桧吏との撮影で印象に残っていることを聞いてみると、笑いながらこう語った。

「桧吏は本当に年相応の中学生という感じの子なんです。でも桧吏が演じるレイは大人っぽい子なので、現場で見ていてそこのギャップが可愛かったです。現場では、桧吏と同じぐらいの年齢の子もたくさんいたので、同年代同士で楽しそうにはしゃいでいる姿が印象的でした。そんなみんなを、僕と浜辺さんは見守っていました(笑)」

―― 本作で、ハウスのママ・イザベラを演じるのは北川景子、そしてイザベラの補佐役・クローネには渡辺直美と、周りを固めるキャストたちも豪華な顔ぶれだ。

「北川さんは、撮影をしていないときでも、子役の子たちから、ママとしてイザベラとして見られていたように感じました。今回、子役の子たちは、役者の経験の有無よりも、作品の雰囲気に合う子たちが選ばれていたと聞きました。だから、カメラが回っているか回っていないかがまだよくわからない子もいて。そこで北川さんが注意をすることもあったんですけど、北川さんが言うとみんなすごいシュンとするんですよ。子供たちが全員揃って勉強しているシーンでは、それまでお喋りをしていた子役の子たちが、北川さんが現場に入られた瞬間に一気に静かになって背筋を伸ばしているのも印象的でした。常に子供たち含め、現場に良い緊張感を与えてくださって、場を引き締めてくれていましたし、現場でそういう在り方ができるのはすごいなと思いました。クローネ役の渡辺さんは、監督からもっと面白くやってほしいというリクエストもあって、常にユーモラスのある立ち居振る舞いをされていました。渡辺さんと子供たちが一緒のシーンだと、子供たちが笑ってしまうんですよ(笑)。僕や浜辺さんでも、ギリギリで我慢していたぐらいで(笑)。そうやって場を明るくして、和ませてくださっていたので、そういう部分で渡辺さんの威力を感じました。北川さんと渡辺さんのバランスがすごく良い現場だったなと思います」

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―― 最後に改めて作品の見どころを聞いた。

「約束のネバーランドという作品自体が、生と死を美しく扱っている作品なので、映画として3次元になることで、よりリアリティを持って感じていただけるんじゃないかなと思います。そして、今まで死を遠くのこととして考えていた人たちも、身近なものとして感じるこのご時世に、生と死に立ち向かっていくキャラクターたちから勇気や力をもらえると思うので、いろんな方に観ていただけたらと思っています」


Writing:makie enomoto

インフォメーション

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(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (C)2020 映画「約束のネバーランド」制作委員会

MOVIE

『約束のネバーランド』

12月18日(金)公開


幸せに満ち溢れた楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす孤児たちは、母親代わりでみんなから“ママ”と呼ばれているイザベラのもと、里親に引き取られる年齢になる日を待ちわびていた。エマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)の3人も、いつか外の世界で暮らすことで、より幸せな日々がやってくると信じていた、“その日”がくるまでは…。
里親が見つかり、孤児院を笑顔で後にするコニーを見送ったエマとノーマンは、彼女が肌身離さず抱きしめていた人形が、食堂に落ちているのを偶然見つける。忘れ物の人形を届けるため、決して近づいてはいけないとママから教わっていた「門」に向かった2人がそこで目にしたのは、無残にも命を奪われ、食料として出荷されるコニーの姿だった。そう、みんなが「楽園だと信じていた孤児院」は、実は「鬼に献上する食用児を育てる農園」で、さらには母親のように慕っていたママは「最上級の食用児を育てる飼育監」だったのだ。全てが偽りだったと気がついた3人は、孤児たち全員を引き連れた、無謀ともいえる脱獄計画をスタートさせる…。

▼公式サイト
https://the-promised-neverland-movie.jp/



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