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デスクに向かって真面目に仕事をするOLの横で、ヤンキーOL達の派閥争いのケンカが繰り広げられるぶっ飛んだ世界を描いた映画『地獄の花園』。“普通のOLライフ”に憧れる田中直子を演じるのが永野芽郁。強烈なキャラクターがそろうなかで、いたってフツウのOLに見えるがその実態とは……。初めての経験も多かったという撮影。その裏側をちょっとだけ教えてもらいました。

最初から最後まで何も考えずに楽しめる作品になっているので、劇場で笑ってくれたらうれしいです

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―― 即決で出演を決めたという永野。その決め手はバカリズム脚本、関和亮監督にあったという。

「スタッフさんからこんな作品があるんだけど……とお二人の名前を聞いて本を読む前から『絶対に面白いでしょ~。やりたい!』と思っていました。気持ちが高まって『やります!』とすぐに返事をしたのですが、スタッフさんからは『まずは1回、本を読んで』とお願いされて(笑)。バカリズムさんの『架空OL日記』はドラマも映画も見ていたので、OLの話だと聞いた時点でイメージがすぐにわきました。私もあの世界観に入れるのかとワクワクしながら脚本を読み、演じられるうれしさがこみあげてきました」

―― OL役は初めて。田中直子を演じるにあたってはどんなことを意識したのだろうか。

「カーディガンを片手に姿勢よく歩いているというのが、私が想像するOL像だったのでそこは少し意識しました。映画のなかではお昼など休憩時間も描かれていますが、そこは楽屋でスタッフさんと話をしているときや学校の休み時間とあまり変わらないのかなと思って、思い出しながら演じました。直子は普通のOLですが、それ以外の世界はぶっ飛んでいるので監督や共演者のみなさんと話しをしながらつくり上げていきましたね。どんな役でもその職業やその人を疑似体験できるのが女優の面白いところですが、初めてOLを演じて本当に大変だなって思いました。頭を使う仕事ですが、それ以上に体力を使う! なかでも大変だったのは、ヒールを履いて過ごすこと。正直、私にはできないなと思ってしまいました(笑)。みなさん、本当にすごいなと改めて思いました」

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―― カリスマヤンキーOL・蘭(広瀬アリス)や、悪魔OL・朱里(菜々緒)、狂犬OL・紫織(川栄李奈)、大怪獣OL・悦子(大島美幸)などクセの強いOLたちがそろう。

「撮影現場はちょっとシュールでしたね。特に、エンケン(遠藤憲一)さんをはじめ男性4人は、休憩中ももちろんあの格好で『昨日さー……』なんて普通の会話をしていましたから。男性がOL役というのもぶっ飛んでいるし、さらに特攻服を着ているなんてありえない世界なのに、不思議とOLに見えてくるのがこの作品のパワーなのかなと思いました。みなさん個性が強いのですが、それをあらわしているのが制服と特攻服。細部にまでこだわっているので、刺繍してある文字までチェックしてほしいです。私は映画のなかでは着られなかったのですが、宣伝ビジュアル用としてピンクの特攻服を作っていただきました。撮影中はみなさんが着ているのをうらやましく思っていたので、とってもうれしかったです」

―― 見どころはなんといっても拳と拳の闘い。壮大な争いが繰り広げられる。永野も初めての本格アクションに挑戦。

「撮影の4カ月ほど前から稽古をはじめて、ひたすら練習をしました。アクションをするために体力作りをするというよりも、稽古をしながら鍛えた感じです。最初は動けなくなるくらいクタクタになり、筋肉痛にもなりましたが、だんだん慣れてきて体を動かすのが楽しみになっていました。共演者の方たちとの『はじめまして』がアクションの稽古場ということもあったりして、普段の撮影とは違うスタートでした。いきなり殴り合うというのも面白い経験で、距離が縮まるのが早かったような気がします。ワイヤーアクションにも初めて挑戦しましたが、とっても楽しかったです。痛いし、大変ではあるんですが、強くなれた気がして(笑)。今、街で襲われても倒せるかもしれないと勘違いしちゃうほど。実際は強く見せてもらっているんですけどね(笑)」

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―― 地上最強OL・麗奈(小池栄子)とのシーンは、2日間かけて撮影したそう。

「小池さんとは稽古で初めてお会いして、会話で距離を縮めていくというのではなく練習を重ねながら息を合わせていく貴重な体験ができました。練習では小池さんの顔に当ててしまったらどうしようと思ってなかなかうまくできなかったのですが、本番ではスピードも上がってリズムよくできたので、本番のパワーを改めて感じました。引きで見せるところや、顔に寄るところなど見せ方によって撮り方も変わってくるので、時間はかかりましたが、その分迫力あるシーンになっていると思います。撮影中はどんな風になるんだろうと思っていましたが、完成した作品を見てオーー!!っと圧倒されました。小池さんとのシーンだけでなく、映画の冒頭からみなさんのカッコよくてインパクトのあるシーンが多いので、見逃さないで欲しいです!」

―― 映画は地上最強のOLを決める世界を描いているが、女優の最強とはどんな人を思い浮かべるだろうか。

「難しいですね。女優に限らず、どんなことにも真っ直ぐでやわらかくいられる人は強いなと思います。どうしても気が立ってしまうこともあるし、思うようにいかなくて落ち込むことはあるだろうけど、それを自分のなかで消化してやわらかく魅せられる人は素敵ですし、私も色々と経験を積んでそうなれたらと思っています。今回は私が一番年下で、先輩たちの作品への取り組み方を色々と見ることができていい経験になりました。アクションの練習で長い時間一緒に過ごした小池さんは、パワフルな方で弱音を吐くことがなく、撮影に臨む姿勢などたくさんのことを学ばせていただきました。リーダーというか、みんなをまとめてくれそうなのはエンケンさんかな。分け隔てなく誰にでも気軽に話しかけてくださって、常に明るくてやさしい方です」

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―― では、永野自身が誰にも負けない最強のことをあげるとしたら?

「これも難しいですね。みなさんそれぞれのジャンルにおいて長けているから、私なんて勝てるものがあるかな。うーん……、強いてあげるなら早着がえかな。昔から着がえるのが早くて、今回も衣装部さんが追いつけないくらいでした。モデルの経験が生きているのかもしれないけど、なんでもパパッと行動するのが得意です。洋服が好きなので、買い物もよく行きますが悩まずにどんどん決めていきます。決断が早すぎて、まわりから心配されることもあるくらいです(笑)」

―― 今作への出演も即決したというから、決断力は確かだ。そして初めての経験を経て、女優としてまた一歩大きく前進した。予告映像だけでも気になるシーンが満載だが、見どころは?

「かなりぶっ飛んだ世界観のなかで、直子がリアリティを出す役割だったと思います。普通のOLとしてランチを楽しんだり、社内恋愛を夢みたり……。でもその傍らではケンカが起こっていて、最初はきっと驚いただろうけれどそのうち『また今日もはじまった』と日常になっていく。それはどんな世界にもあるような気がしていて、みんな何かに順応していきますよね。直子にとって抗争も日常になり、普通の世界になっていく。それが面白いなって思います。いつも初号試写では自分の反省点ばかり見えてしまうのですが、今回は素直に笑えることのほうが多かったのが、うれしくて。演じていても人を楽しませる楽しさを感じることができたし、これからもその気持ちは忘れたくないなと思いました。クスッと笑えるシーンもあれば、迫力あるバトルもある。どの派閥を見てもひとりひとりの個性が出ていて、面白い。最初から最後まで何も考えずに楽しめる作品になっているので、劇場で笑ってくれたらうれしいです」


Writing:岩淵美樹

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(C)2021『地獄の花園』製作委員会

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『地獄の花園』

5月21日(金)公開


真面目に働き、日本の経済を支えるOLたち。華やかな世界に見える裏では、地獄のような覇権争いが行われていた!? 普通のOL生活を送る直子(永野芽郁)の職場にカリスマヤンキーOL・蘭(広瀬アリス)が中途採用されたことをきっかけに、壮絶なバトルロワイヤルへと発展。OLのテッペンをかけた争いは意外な展開に……。脚本は『架空OL日記』も話題となったバカリズム、メガホンをとったのはサカナクションや星野源のMVを手掛けた関和亮。

▼公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/jigokumovie.jp/

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