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MONGOL800が2001年にリリースした楽曲「小さな恋のうた」。世代や性別を問わず、今もなお歌い継がれる名曲から1本の映画が誕生した。8年という長い年月をかけて完成した物語は、MONGOL800の楽曲に込められた知られざるメッセージを導き出し、二つの国と共に生きる若者のたちが生きた青春を描いている。『ちはやふる -結び-』、『青夏 きみに恋した30日』、『3D彼女 リアルガール』『凜 -りん-』など多くの出演が続く佐野勇斗に、主人公・真栄城亮多というキャラクターについて、役作りのエピソードや沖縄での撮影の思い出などを語ってもらった。

人前に出るとはしゃいじゃう。亮多と僕の共通点かも?!

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―― 「小さな恋のうた」という楽曲に特別な思い入れがあるという。

「中学校に入るまで音楽にほとんど興味がなかったんです。でも、授業中に音楽室から先輩が歌っているこの曲が聞こえてきたときに「なんていい曲なんだ!」と感動して、友達にメロディを歌って曲名を確認しました。帰宅後すぐに、母親にお願いしてダウンロードしてもらいました。初めて買った曲ですし、歌詞をしっかり覚えたのも、この曲が初めてでした。僕はメロディに惹かれて音楽を好きになることが多いのですが、この曲のサビの部分「ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの」が特に大好きなフレーズです。確かにそうだなってしみじみ思っちゃいます。映画を通して、家族や友達、そしてスタッフさんに改めて感謝する気持ちにさせてくれました」

―― 役に入りきっていたと振り返る亮多との共通点について。

「僕って意外と二面性があるんです。世間がイメージしている“佐野勇斗”と、普段の“佐野勇斗”はちょっとギャップがあります。分けているわけじゃないんですけど、自分の中で2つの顔があるなって思っています。人前に出るとふざけたり、おちゃらけたり、バカなことをやってしまうところは、似ているなって気がします。みなさんが僕に持っているイメージは亮多に近いかもしれません。でも、普段の僕はどちらかというと、(眞栄田)郷敦が演じた慎司タイプ。やんちゃなグループにいるけれど、ちょっと離れてみんなを見ている感じが似ています」

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―― 普段の音楽活動、映画の中でのバンド。違いはあったのだろうか。

「M!LKはメンバーが7人もいるので、1/7という感覚があります。メインボーカルとして歌う「ちい恋バンド」とは、歌う量も圧倒的に違うので。バンドって楽器が大事なのはもちろんなのですが、ボーカルはバンドの象徴でもあるので、プレッシャーがすごかったです。というより、プレッシャーしかなかったという感じでした。もちろん、M!LKのときもプレッシャーや気合いは入れてやっていますが(笑)」

―― ベースの練習には半年という長い月日をかけたという。

「他の作品の撮影もあったので、ベースの練習だけに集中することはできませんでした。技術的な面では今でも「まだまだ」というところですが、かなり早い段階である程度形にすることはできました。難しかったのは、ベースを弾きながら歌うことです。リズムが全く違うので「難しいな」と思いながらずっとやっていましたね」

―― 亮多を演じるうえで、監督から「自由にやれ!」とだけリクエストがあったそうだが…。

「前作『羊と鋼の森』では細かい指示をたくさんいただいて今回もそうなるのかなと予想していたのですが、「自分が思う亮多を自由にやれ!」と言われました。リードをつけて放し飼いという感じでしたね。やりすぎたら、監督が軌道修正してくれる。自由にやっていいと言われたので、提案もたくさんしましたし、アドリブもめちゃくちゃ多かったです。自分が亮多に近い部分を持っていたので、とてもやりやすく、プレッシャーはほとんどなかったです。台本をいただいたときに「みんなの中心にいてかき乱すキャラクター」という印象を受けました。やんちゃな亮多は茶髪なイメージと監督に伝えたところ、「いいんじゃない」ということで、茶髪キャラになったんです」

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―― アドリブで印象に残っているシーンについて聞いた。

「「東京タワー!」のシーンです。あの前後はすべてアドリブです。慎司が事故に遭う前のシーンで「フェンス越しのチュー」とか言ってるのもそうです。みんながちょっと戸惑いながら「東京タワー!」ってやっているのは「アドリブかよ、やりたくねえなー」という気持ちが入っているからかもしれません(笑)。でも、あのシーン使ってくれたんだって思うと、めちゃくちゃうれしいです。映画の中の好きなシーンで、演じていてもすごく楽しかったです」

―― 演じていて自身の青春時代を思い出したりしたのだろうか。

「自転車で友達と帰るシーンは、自分の思い出と重なりました。海ではなく川だったのですが、学校から家まで川の堤防を走って帰ったのを覚えています。高校時代は、やんちゃだったので、めちゃくちゃ怒られていました。僕は慎司タイプなので、主犯ではないんです。うしろで参加していたのですが…。例えば、家庭科の時間に本当は別の料理をつくらなくちゃいけないのに「作りたくない!」ってモンブランを作ったりしたことも。家庭科室の冷蔵庫から生クリームをちょこっと拝借して(笑)。その後、授業をする先生は1人なのに、監視の先生が3人つくことになるのですが…、あの時は迷惑をかけたなと反省もしてますが、モンブランはとても美味しくできたので楽しい思い出です」

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―― 集まるたびに「いいチーム」と感じる共演者たち。沖縄の撮影で印象に残っていることとは。

「一番上は森永(悠希)くん、一番下は(山田)杏奈ちゃんとメンバーでも年齢は結構離れているのですが、バンドになるとしっかりとまとまる。お互いを気遣えるし、信頼もしている。思い合っていると肌で感じることができるいいチームです。集まるたびにそう感じているし、このメンバーで良かったと思います。沖縄では、ずっと森永くんの手料理を堪能していました。ホテルのキッチンで作ってみんなに振舞ってくれたんです。「スパムチャンプルー」「にんじんしりしり」「タコス」「ニラ玉スープ」など、体のことを考えてメニューを考えてくれたんです。僕や郷敦がお菓子とかアイスを食べすぎちゃうので、健康的なメニューにしてほしいって「五穀米」をリクエストしたら、すぐに追加してくれて。森永くんも撮影後なので疲れているはずなのに、専属シェフみたいに作ってくれました。僕、結構味にうるさいのですが、実家の母親の料理を食べているように落ち着く、美味しい料理でした。今でもなつかしくて「食べたい」って思うことありますよ(笑)」

―― 最後に、映画を通して伝えたいこと、見どころについて聞いた。

「小さな恋のうた」の歌詞にあるように、大切な人がすくにそばにいるのは、当たり前なことではなく、すごく幸せなことだと感じて欲しいです。人間は一人じゃない。困難や壁にぶつかったら、大切な人に相談してもいいし、この映画から勇気をもらって一歩踏み出すきっかけになったらいいなと思います」


Writing:タナカシノブ

インフォメーション

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(C)2019「小さな恋のうた」製作委員会

MOVIE

『小さな恋のうた』

5月24日(金)公開


沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔たれた二つの「国」が存在する場所。そこでは、ある高校生バンドが熱い人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観るものを熱狂させるその実力で、東京のレーベルからスカウトを受け、なんとプロデビューが決まる。しかし、喜びの絶頂で盛り上がる彼らに一台の車が突っ込み、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに現れた一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女。止まった時計の針が、今再び前に進み始めるーー。

▼公式サイト
http://www.chiikoi.com



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