2012年12月26日更新
2012年は様々なジャンルの舞台に出演した滝口。2013年のスタートは「ドリームジャンボ宝ぶね」で幕を開ける!稽古が始まったばかりの滝口へ舞台への想いを聞いてみた。
手ぶらで気軽な気持ちで会場に来て欲しい
── この舞台は歌あり、コントあり、ダンスあり、レビューあり…何でもありとチラシに書かれていたのですが、いったいどんな舞台ですか?
「一言で言うと明治初期の日本で起こった出来事をシェイクスピアの『夏の夜の夢』風にアレンジした作品です。」
── 言葉とか衣装の雰囲気も明治初期の設定なんですか?
「一応、その時代の話ですが、七福神とか妖怪とか空想の生き物も出てくるので、そういった意味では結構なんでもありです。どんな舞台かを言葉にするのは難しいですね。」
── この舞台に出演すると聞いた時にどう思われましたか?
「去年やらせていただいた『大江戸鍋祭』がすごく楽しかったので、嬉しかったです。観に来てくれる人の求めているものが今回も(『大江戸鍋祭』と)あまり変わらないと思うので、僕もすごい楽しみです。」
── 滝口くんはぬらりひょん役ですが…。
「まさかのぬらりひょんです(笑)。『ぬらりひょんの孫』という漫画があって、それに近いかもしれません。ネットで『ぬらりひょん』と調べると妖怪みたいなじいさんが結構出てくると思います。僕の演じるぬらりひょんは実際の年齢はかなり上なのかもしれないのですが、容姿が若く、奥さんである雪女と離婚調停中という設定です(笑)。」
── ぬらりひょんは浮気性なんですよね?
「そうみたいです。雪女のことは大好きだけど、たまにいろんな人にちょっかいを出す(笑)。物語の中では、離婚調停中ということだけではなく、そこにいろんな人や事件が絡んでいく感じです。」
── 今回現場に入る前に役作りはしましたか?
「自分の役については考えましたが、他のことはあまり考えなかったですね。この作品は現場の空気感が重要だったりするので、本読みの日まではあまり準備をしなかったです。台本を読んで、こういう役割かとかこういう立ち位置かと理解したくらいであとはあまり決めずに現場に入りました。」
── 今回はどんな気持ちで現場に入りましたか?
「とにかく楽しくやろうと…それに尽きます。僕はキャストの中では新人の方なので、この1年間で成長した部分を出して行けたらと思っています。」
── 稽古以外にもダンスやコントなど準備することも多いと思うのですが…。
「やることはたくさん聞いています。昨年やらせて頂いた『大江戸鍋祭』よりも年上の方が多いのですが、今回は妖怪の部下役であるコバケン(小林健一さん)さんやサト兄(佐藤貴史さん)に頼れるところは頼って、面白く可笑しくやっていけたらいいなと思っています。妖怪が出てくるところは面白いパートも多いので、その中で自分の空気感も出せたらと思っています。」
── 稽古の中で何が一番大変ですか?
「歌とダンスですね。あとはこの作品の中で、ぬらりひょんとか妖怪がこの作品の中にどう収まるかというのが一番気になります。そこが一番重要じゃないかと…。最近はやることも増えて来て、やることが増えるということは期待してもらえているのかなというところもあるんで、より頑張りたいと思っています。」
── 個性的な出演者の方も多いのですが、現場はどんな感じですか?やはり主演の植草克秀さんが引っ張っていってくれるんですか?
「稽古はすごく面白いです。植草さんは引っ張ってくれるのはもちろんですが、僕らのところまで降りてきてくれて、声をかけてくださって、アイデアを出し合ったり、他愛のない話をしたり、そういうところがたくさんあるので、すごく良かったです。」
── また謎のユニット(DA2-DANZIN【ダッタンジン】)が組まれていますが…。
「そうなんです。メンバーはすごく仲良しで、一人一人個性が違って楽しいです。舞台でもパフォーマンスを披露しますが、観ている方が、それまでお話に夢中になって、前のめりでカチっとしていた気持ちが少しでもほぐれる時間になったらいいなと思います。ペンライトとか持って熱心に応援してもらえるのも嬉しいですが、『なんでこんなに盛り上がってるの?』と冷静に観てもらえても面白いかもしれません。PVはすごくかっこよく仕上っているので、こちらもぜひ見て欲しいです。」
── いくつも舞台に出演されていますが、舞台の魅力はなんですか?
「見て頂くことで考えたら、目の前にいるとかお客さんとの空気感の共有だと思います。見てくれる人が一人でも笑えば会場の空気も変わるし、笑わなければまた空気も違うし、それによって芝居のテンポや空気感も変わるので、そういったところが魅力だと思います。出る側としたら、映像のお仕事は完成した作品を見て頂きますが、舞台は毎日がオーディションみたいで、やったことがそのまま評価されるので、生での感じは舞台をやる人間にとって魅力的だと思います。」
── 2012年は滝口くんにとってどんな1年でした?
「いい意味で変わったことがなかった年というか去年も楽しかったし、今年も変わらず楽しかった1年でした。今年、人生で初めての体験をしたのが、朗読劇だったんですけど、声で伝えることの難しさを知りました。『言霊』という言葉の通り、言葉に魂が宿っていると実感できて、とても貴重な経験だったと思います。」
── 朗読劇は難しかったですか?
「難しかったです。表現しなくてはいけないけど、表現しすぎると人は想像ができなくなってしまうので、全ての描写を表現しすぎないほうがいいということを改めて学びました。あまり説明しないで、想像してもらったほうが人の考えは広がるんだと実感しましたね。」
── 2013年はこの舞台から1年がスタートしますが、どんな年にしたいですか?
「今年以上にいろんなことやったなと思える1年にしたいです。個人的にはスカイダイビングがしたくて、(中川)大志とも行きたいねと言っているのですがなかなかスケジュールが合わないので、ぜひ実現したいです。」
── 最後にみなさんへメッセージをお願いします。
「この舞台は手ぶらで来て、手ぶらで帰ってもらって、その空間を楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。ぜひ、考えすぎずに軽い気持ちで遊びに来てください。来年も1年よろしくお願いします。」
「スターダストWEB」ではコメント動画を配信中!
詳しくはフューチャーフォンorスマートフォンからアクセス!!
http://stardust-web.mobi/
『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎(とが)め下さいますな~』
――ようこそ。妖怪たちの住む不思議な森へ
森の中で繰り広げられる一夜の夢物語。
何が起きるかわからない!?文明開化の日本人と妖怪たちが繰り広げる新年最初のお祭り騒ぎをお届けします。
どうぞ皆様、けっしてお咎め下さいますな。
演出:板垣恭一/脚本:穴吹一朗
<東京公演>
2013年1月6日(日)~13日(日)青山劇場
<大阪公演>
2013年1月26日(土)梅田芸術劇場メインホール
▼公式サイトhttp://dorijyan.com/
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