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北川景子 『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』完成披露試写会!

北川景子主演『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の完成披露試写会が8/28(月)に行われた

本作は湊かなえ氏が2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編「落日」を原作に、WOWOWが連続ドラマ化。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿が描かれる。

初の監督作品で国際的な評価も得た新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川)は新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆さん)に、映画の脚本の相談を持ちかける。そのもととなるのは、15年前、
引きこもりの男性・立石力輝斗(竹内涼真さん)が高校生の妹・沙良(久保史緒里さん)を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた“笹塚町一家殺害事件”。そして事件が起きた小さな町・笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。真尋の師である人気脚本家・大畠凜子(黒木瞳さん)は、真尋の背中を押す一方、この事件に興味を示し……。
さらに、この事件を追うことは、香と真尋それぞれが抱える“ある過去”とも向き合うことも意味していた。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどり着く。

物語の主人公となる映画監督・長谷部香役を演じた北川は、心の中に抱えているものがあるものの普段はそれを出さないように振舞っている香のキャラクターについて「さじ加減が難しかった」とコメント。内田監督からも「もっと抑えて」と言われる場面が多く「どれだけそぎ落とせるかという闘いだった」と振り返った。

今回、北川と吉岡里帆さんは初共演となり、お互いの印象についてコメント。北川は吉岡とは「話していて楽しかった」と言い、年下にも関わらず「同い年の友達ができた感じ」と笑顔を見せ、美容や食べ物の話などで盛り上がっていたことを明かす。

イベント終盤には、観客にはサプライズとなる湊かなえさんが、大きな花束を持って登場。盛大な拍手と驚きの歓声で迎えられると、8月22日に誕生日を迎えた北川へ花束を渡して祝福。湊の登壇は知っていたものの、自分が祝われると思っていなかった北川は、「まさか自分への花だとは思ってなかった(笑)」と驚きつつ、「(デビュー)20周年という節目に原作者の湊先生にお花をいただけて嬉しい」と喜んだ。

そして、最後に北川は「人間ってそれぞれみんな大なり小なり問題というか、人に言いたくないこととか、つらいこととか、過去とか悔いとか罪とかそういうものを背負いながら、蓋をして何とかやり過ごしながら折り合いをつけて日々を生きている生き物なんじゃないかなと思いました」と作品を通して得た想いを吐露。その上で「人はそれぞれみんな違うけれども、生きているだけで価値がある存在なんだよ、それでもいいんだよという許しというか、救いというか、そういう優しい一筋の光が差すような作品」とアピールし、「一人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とメッセージを送った。

『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』は、WOWOWにて9/10(日)より毎週日曜22:00放送!(全4話)
ぜひご期待ください。