三木孝浩(監督) 映画『ほどなく、お別れです』実写映画化決定!
「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、長月天音のデビュー作『ほどなく、お別れです』から始まる「ほどなく、お別れです」シリーズの実写映画化が決定し、三木が監督を務めます。
就職活動全敗の末に、葬儀会社「坂東会館」にインターンとして入社した新人葬祭プランナー・清水美空を演じるのは浜辺美波。日々悪戦苦闘しながら葬祭プランナーとして成長していく様を演じます。
そして、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二を演じるのは、目黒蓮。漆原はなぜ葬祭プランナーになったのか、なぜ遺族にとって受け入れがたい葬儀を担当するのか……彼の隠された過去にも注目です。
誰しも避けては通れない「大切な人との別れ」。今作では、美空と漆原が様々な境遇を抱える遺族と故人に向き合い、彼らがともに“死”に区切りをつけて前を向いていくための儀式を丁寧に描きます。美空と漆原の出会いはどのような奇跡を起こすのか? 残された者の悲しみが、明日に向かって生きる希望に変わる、感動エンターテインメントをお楽しみに。
【三木孝浩 コメント】
本作『ほどなく、お別れです』の中で描かれる死は誰しもに起こり得る身近な人、愛する人とのお別れです。
何十年先かもしれないし明日かもしれない。
でもその時が訪れた時、自分は悔いなくその人を見送れるだろうか。
原作小説を読ませていただいた時、普段忌むべきものとして無意識に遠ざけてしまっている死にこそ寄り添う大切さを感じさせてくれました。
ラテン語でメメントモリ=「死を想え」という言葉があります。
死を意識することで今ある生をより大切にできるという意味ですが、この言葉は、自分だけでなく周りの人の死についても当てはまる気がします。
今回、キャストだけでなくスタッフみんながかつて経験した別れ、そしていつか来る別れを想いながら撮影にのぞんで出来た大切な映画です。
観ていただく観客の皆さんにもそれぞれにメメントモリを感じてもらえる作品になっていたら嬉しいです。
【ストーリー】
就職活動で連戦連敗の清水美空。
そんな彼女が、ひょんなことから葬祭プランナー・漆原礼二と出会い、導かれるように──葬儀会社「坂東会館」でインターンとして働き始める。
教育係となった漆原からの厳しい指導の数々に、日々心をくじかれそうになる美空だったが、彼の遺族や故人にとことん寄り添う心遣いや所作、そして出棺のときに優しく「ほどなく、お別れです」と告げる姿にいつしか憧れを抱くようになる。
永遠の別れは、誰にでもやってくる。
残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?
美空は、漆原と一緒にその問いに向き合うなかで、彼の背中を追いかけるように自身も葬祭プランナーを目指すことを心に決める。
そして「ほどなく、お別れです」の言葉に込められた本当の意味を知っていく――。
【タイトル】映画『ほどなく、お別れです』
【原作】長月天音「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫刊)
【出演】浜辺美波、目黒蓮 ほか
【監督】三木孝浩
【脚本監修】岡田惠和
【脚本】本田隆朗
【配給】東宝
【公開】2026年2月
【公式サイト】https://hodonaku-movie.toho.co.jp/
ⓒ2026『ほどなく、お別れです』製作委員会
(敬称略)