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早坂美海

【早坂美海インタビュー】ドラマ『愛の、がっこう。』に出演中!NHK連続テレビ小説『風、薫る』にも出演決定!

現在放送中のドラマ『愛の、がっこう。』で年齢を偽りホスト・カヲルにのめり込む女子高生・沢口夏希を演じ、注目を集めている早坂美海。2026年度前期 連続テレビ小説『風、薫る』に主人公の妹役・一ノ瀬安として出演されることも先日発表された。『愛の、がっこう。』の撮影エピソードや『風、薫る』に対する思いなどを聞いた。

 

■この世界に入ったきっかけを教えてください!

元々は姉が子役をやっていたのですが、私が昔から人と話すことが苦手な子だったので父と母が心配して習い事感覚で子役事務所に入ることになってレッスンを受けたことがきっかけです。そこからオーディションにいくつか行かせていただけるようになり、スターダストに入ってから本格的に始めました。現場に行かせてもらえるようになって監督や共演者の方が本気で作品を作っている姿を見て、“本気で何かをやるって素敵で楽しいな”と思ってからお芝居に興味が湧くようになりました。

 

■自分の性格を一言で言うと…。

大人しめな性格です。おしゃべりするのは好きなので仲良くなったら話せるんですが、入学式など初対面の方が多い場所は苦手です。小さい頃から現場に行かせてもらっていたので大人の方と話すのは大丈夫なのですが、同年代の方と話すのが苦手で…。『愛の、がっこう。』の現場でも同年代の方がたくさんいらっしゃったのですが打ち解けるのには時間がかかり、最初はマネージャーさんと一緒にいました(笑)。今は大学に通っていますが、オリエンテーションのときに周りの子が話しかけてくれたり、その子の友達とも仲良くさせてもらっているのでありがたいです。

 

 

これだけは誰にも負けないということはありますか?

負けず嫌いなのでオーディションを何度も受けてダメだと思ったことは1回もなくて、“次、絶対受かる”とか“あれに落ちたのはこれに受かるためだったんだ”というのをずっと考えながら“負けたくない”という気持ちでやっています。

 

■今、一番幸せな時間はどんなときですか?

犬を飼っているんですがワンちゃんが大好きで、家に帰って「ただいま」って言うと玄関まで迎えに来てくれるので抱っこする瞬間が一番幸せです。仕事中に家族LINEで「今、ご飯食べたよ」って様子が送られてくるので、それを見るのも幸せで仕事のモチベーションにもなります。家族の中では父が一番お世話しているので父に一番懐いています。私のことは噛むので一番最下位みたいです(笑)。

 

■今後演じてみたい役や挑戦してみたい仕事はありますか?

ホラーをずっとやってみたいと思っています。ホラーを見るのはすごく苦手で挑戦ができないので、だからこそ現場を体験して裏側を知れば好きになれるかなと思っているので出演してみたいです。お化けを演じて非日常感も感じてみたいです。あと、また舞台にも出演して、お客さんに生で届ける経験をたくさんしてみたいなと思います。一度『少女夢幻論』という舞台で一人芝居をさせていただいたのですが、1日目と2日目でお客さんのリアクションが違かったんです。そのときは戸惑ったんですけど、それを含めて自分の中で作り上げられたという達成感をすごく感じたのでまた挑戦してみたいです。

 

Cフジテレビ

 

■ドラマ『愛の、がっこう。』への出演が決まったときはいかがでしたか?

オーディションを対面で3回させていただいて決定したので自信にも繋がったし、いろんな方と共演できるのが嬉しかったです。最初は沢口夏希役のオーディションだとわかっていなくて、何人かいる中の女子高生を決めるものだと思っていたんですが、最終オーディションの前に夏希という大きな役だと知って、“ここまできたから絶対に受かりたい”と思って頑張りました。オーディションの結果は当日の夜にはわかって、聞いたときはびっくりしましたし、すごく嬉しかったです。

 

■演じる夏希はホストに夢中になり親の金を使い込んでしまうが、実は複雑な心境を抱える女子高生ですが、夏希に共感できる部分や演じる上で難しかった部分はありますか?

私も大学受験を経験していたので、そのときのストレスや“ここまで頑張ったので受からなくていけない”というプレッシャーを感じて違う世界に逃げたくなる夏希ちゃんの気持ちはすごく理解できました。ストーリーが進んでいく中で、先生が自分のことをわかってくれたときに少女に戻る感じが素敵だなと思いました。難しかったのはホストクラブに行ったことがないので、はっちゃけたりホストに甘えるシーンを演じるのが大変でした。

 

■ストーリーが進むにつれて夏希の心境や行動も変化していきますが、どんなことを意識して演じられていますか?

最初は先生といるときとカヲルといるときは全く別人に見せたいと西谷(弘)監督がおっしゃっていたので、別の役を演じるようにお芝居をしていたのですが、ストーリーが進むにつれて、少しずつそれぞれの真ん中に近づけるように考えながら演じていました。西谷監督から指示をたくさんいただき、別日にリハーサル日も作ってくださったのでいろんなアプローチの仕方を一緒に試してみたり、“これだと夏希の気持ちがより伝わるんじゃないか”と等身大になって一緒に考えてくださったので貴重な経験になりました。初めて役に入り込むということが理解できました。

 

■ドラマの後半へ向けての見どころを教えてください!

ドラマが進むにつれて先生との信頼度はどんどん上がっていく感じだったんですが、後半に向けてせっかく築いた信頼感があるきっかけで落ちてはいくけど、夏希が先生にもらったものはあるので、そこの葛藤をぜひ見てほしいです。

 

 

■連続テレビ小説『風、薫る』に出演が決まったときはいかがでしたか?

元々主人公オーディションを受けていたのですが二次審査で落ちてしまって「終わってしまったんだな」と思っていたので、この役をいただいたときは嬉しいというよりはびっくりしました。合格は事務所に呼ばれてマネージャーさんから直接聞いたのですが、最初は「何かしたのかな?」と思っていたら、まさかの“朝ドラ”合格の知らせだったので本当にびっくりしました。母親が事務所に呼ばれたことを知っていたので電話がかかってきて、「事務所で何を話していたの?」と聞かれたので「“朝ドラ”の妹役に決まったよ!」と言ったらすごく喜んでくれました。

 

■小さい頃から“朝ドラ”への出演したいという夢はあったのですが?

家族がみんな“朝ドラ”が好きで良く見ていたのと、老若男女いろんな方が見る作品で、朝からみなさんを素敵な気持ちで送り出せるところに憧れていました。

 

■連続テレビ小説『風、薫る』への出演が公式発表されましたが、周りの方の反応はいかがですか?

おばあちゃんが本当に“朝ドラ”が大好きなのですが、出演が決まったことを公式発表されるまで話せなかったので発表されてすぐに連絡しました。すごく喜んでくれて「録画して、何回も見るからね」って言ってくれて、家族みんなの楽しみになって嬉しかったです。

 

 

■演じる一ノ瀬安は家族を明るく照らす存在でありながらまだ幼さや繊細さも残る女の子ということですが、共感される点はありますか?

安は次女だからわがままで自分のことばかりを考えているのかなと思われがちなんですけど、家族のことをすごく考えていて、自分よりお姉さんを優先したり、みんなを心配している子なんです。私も姉がいるので、仲が良いところや姉と2人でいるときと家族みんなでいるときの空気感が違うところが似てるし、共感できます。お姉さん役の見上愛さんとは薙刀(なぎなた)や方言の練習でお会いしたのですが、薙刀をどうすれば上手くできるか教えてくださったり「方言むずかしいね」とお話をしました。これから撮影が始まったらたくさんお話ができるといいなと思っています。

 

■どのように一ノ瀬安を演じたいと思いますか?

私の憧れていた“朝ドラ”に出演できるので、私が感じてきた「こんな女性になりたい」という憧れや、朝から素敵な気持ちを今度は私がお届けできるように頑張りたいです。

 

■2025年は『対岸の火事』や『愛の、がっこう。』、『風、薫る』の出演など大きな作品への出演が続いていますが、いかがですか?

大学が始まる新生活というタイミングでたくさんお仕事をいただけているので、“2025年は運が来ているんじゃないかな(笑)”と思っています。これからももっと頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

 

<作品紹介①>

木曜劇場『愛の、がっこう。』 

毎週木曜日 22:0022:54/フジテレビ系列

※沢口夏希役

 

<あらすじ>

10話(9月11日(木)放送)

親元から離れて一人暮らしを始めた小川愛実(木村文乃)と、働いていたホストクラブ「THE JOKER」が閉店することになったカヲル(ラウール)。すれ違い続けた二人はようやく再会する。愛実は新居にカヲルを招き入れ、二人は冗談を言いながらカップ麺を食べる。いつの間にか眠ってしまったカヲルの寝顔を見つめ、もう逃げないと決意する愛実。

早朝、愛実はこっそりと帰ろうとするカヲルを呼び止め、ここで一緒に暮らさないかと提案する。自分のせいで愛実が非難を浴びるのは嫌だと言うカヲルに対し、愛実は学校にカヲルとの交際を正直に伝えると話す。決意の表情の愛実を見て、カヲルの中にはある戸惑いが…。

学校で、愛実はカヲルと交際したいと教頭の植野(今藤洋子)に打ち明ける。一定の理解を示したように見えた植野。しかし、念書の約束を破る以上は退職してほしいと愛実は告げられ…。

 

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<作品紹介②>

NHK連続テレビ小説『風、薫る』

2026年度前期放送予定

※一ノ瀬 安(主人公の妹)役

 

<あらすじ>

主人公はそれぞれに生きづらさを抱えた二人の女性。当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守るために奔走し、時に強き者と戦う――明治という激動の社会を舞台に、幸せを求め生きるちょっと型破りな二人のナースの冒険物語。

 

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<プロフィール>

早坂美海(ハヤサカミウ)

2006年729日、東京都出身。

2025年は、TBS4月期火10「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」、CX7月期木10「愛の、がっこう。」と、地上波ドラマに2期連続出演。

三菱地所レジデンス THINK VALUE06 高木優衣(17)編、中部電力「吹奏楽篇」、河合塾グループ医療系専門予備校「メディカルラボ~ブランドムービー【涙は力だ。】篇」、「新来島どっく」(※中国・四国地方)のCMに出演中!

他にもドラマ「私の死体を探してください」「旅屋おかえり」秋田編、舞台「少女夢幻論」などに出演。