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加藤千尋/セントチヒロ・チッチ/CENT

セントチヒロ・チッチ 写真集『千尋』発売記念会見

 

セントチヒロ・チッチ

セントチヒロ・チッチ

セントチヒロ・チッチが923日に行われた『セントチヒロ・チッチ写真集 千尋』の発売記念会見に出席した。

 

本写真集は、「セントチヒロ・チッチ」と「加藤千尋」の“二面性”の表現をテーマに撮影を実施。 「セントチヒロ・チッチ」としては、アーティストとしての側面にフォーカスし、表情や衣装、ヘアメイクなどにこだわり、新しい表現を追い求めた。「加藤千尋」としては、ありのままの素顔にフォーカスし、まるでプライベートで一緒に旅をしているかのようなムードを収録。これまでの「セントチヒロ・チッチ」のイメージをさらに拡げるアーティスティックな衣装をはじめ、「加藤千尋」の素顔に迫るべく、シンプルなランジェリーなど全17種の衣装に挑戦しており、セントチヒロ・チッチ/加藤千尋にしか表現できない二面性、あるいはそのグラデーションを存分に感じられる一冊となっている。

 

発売を記念して行われた会見に出席したセントチヒロ・チッチは、「自分が生きてきた証として、この写真集を出せたことがすごく幸せです。私も写真が好きなので、とても誇らしい作品ができたなと思っています。」コメントし、ファースト写真集の発売を喜んだ。

 

写真集を制作することになったきっかけは、本人の希望からだったという。「人生のなかでいつ自分が生きて、いつ世界が終わるかわからないと思っているんです。そういう時間のなかで、限りある一回の人生を残しておかないともったいないなと思っていました。形として、写真集として、セントチヒロ・チッチとして残しておきたいと思ったのがこの写真集を作ることになったきっかけです。」

 

撮影は今年の2月にベトナムのホーチミンで行われた。「BiSHで活動していた時には、海外旅行にあまり行けなかったんですが、ベトナムは数少ない行ったことのある国のなかでも大好きな国です。アジアの町並みが残った場所と、人柄がすごくあったかくて。また行ってみたいなと思っていた場所でした。それにご飯もおいしくて。特にバインミーがおいしくて、忘れられなくて。この写真集の撮影でも食べましたが、今まで食べてきたバインミー史上一番おいしかったです。日本でも食べたことはたくさんあるんですが、今までの常識を覆すようなおいしさでした。」とベトナムでの撮影を振り返った。

 

今作では大胆に攻めたカットにも挑戦した。「やっぱりせっかくファースト写真集を出すにあたって、何一つ後悔したくないという思いがありました。作ってくださっているチーム皆さんのプロフェッショナルな部分もたくさん見て、自分もちゃんと飛び込んで、さらけ出すことが自分にとって一番だなって思って。大胆なカットも楽しく撮影できました。」

 

撮影に向けては3か月ほど身体づくりに励んだ。「(写真集の撮影は)はじめて自分のからだと向き合った期間でした。最終的に体脂肪率は10パーセント落ちました。今までは必死に生きることばかりを考えていたんですが、今回は女性として今ベストな状態で残してもらいたいという思いがすごくあって。身体づくりとか食事制限とか初めて自分と向き合って、こういうことを頑張るのもすごく楽しいんだなと思えた期間でした。」

 

お気に入りカットには背中を見せた写真を選んだ。「BiSH時代はほとんどグラビアをしてこなくて。衣装でも露出することはなかなかないグループだったので、(この写真は)今回一人の女の子として自分なりに向き合って作った身体と心をさらけ出した一枚だと思いますし、すごく美しく撮ってくださった一枚だったので、ぜひたくさんの方に見てもらいたいカットだと思って選ばせていただきました。」とお気に入りの理由を話した。

 

BiSHのメンバーにはまだ写真集を見せられていないそうで、「早くみんなの感想を聞きたいんですけど、きっとみんな『ちょっと恥ずかしいな』って言いながら見てくれるんじゃないかな。大胆なカットもあるので。あまりメンバーにもそういう私を見せたことがないので、びっくりしてくれるんじゃないかなと思います。」とはにかんでいた。

 

c)大辻隆広/講談社