【柴崎楓雅インタビュー】ドラマ『GTO』第6話は柴崎演じる福田樹のメイン回、8月24日(月)夜10時〜放送!

1998年夏に放送され、平成を代表する「学園ドラマの金字塔」として社会現象を巻き起こしたドラマ『GTO』が約28年の時を経て、完全新作で復活。元暴走族の教師・鬼塚英吉 (おにづか・えいきち) がクラスの一体感よりも個々の価値観を優先し、互いに干渉しない関係性が特徴の1年B組の生徒たちと真正面からぶつかりながら、鬼塚の姿や言葉によってバラバラな28人の生徒たちがどのように変化していくのかを描いていく。第6話では柴崎楓雅が演じる福田樹が担任を変えてほしいと訴え、担任交代をかけて1年B組の生徒たちが急きょ選挙を実施することに・・。
ドラマ放送に先がけ、柴崎にオーディション時の話や撮影エピソードを聞いた。
◾️オーディションについて話を聞かせてください。オーディションの途中で帰らされてしまったと聞きましたが、どのような状況だったのでしょうか?
オーディションでは歩夢と航と樹の3人の役の台本がありました。僕は樹の役を演じた後にトイレに行ったんですが、帰ってきたら「柴崎さん、帰っても大丈夫ですよ」と言われてしまったんです。歩夢と航の台本は泣きながら芝居をする印象的なシーンだったので、事前に準備をしてオーディションに臨んだのですが、歩夢も航も演じる前に帰っていいと言われてしまったので“これはダメだった(落ちた)かも”って思ったんですが、後日またオーディションに呼ばれました。最終オーディションでは台本がないって言われ、しかも前のオーディションにはいなかった女性の方もいて、人数も前回は7〜8人だったのに今回は11人もいたのでどんな内容のオーディションになるか全くわからなくて・・・。でもそのメンバーの中に友達やテレビで見たことある方もいたので“もしかしてまだチャンスがあるかも”と思っていたら、実はそれは最終オーディションでなく、合格発表でした。その時に中島(悟)監督と脚本の湯川(和彦)さんに「君は樹のイメージにピッタリすぎたので、あの時別の役を演じてもらわずに帰ってもらったんだよ」と教えていただいて、帰っていいと言われた謎が解けました。
◾️最終オーディションにはサプライズで反町隆史さんが登場されましたが、いかがでしたか?
びっくりしました。その場では“これは夢なのかな?”と実感が湧かなかったです。帰り道でやっと“受かったんだ!!”と実感することが出来て、“未来の僕はどれくらい樹になれるんだろう”って考えることができました。

◾️平成ドラマが好きとのことですが、『GTO』もご覧になっていたことはありますか?
はい、見ていました。僕の父が窪塚洋介さんをすごく好きで、映画の『GO』を勧めてくれて見たのですが、すごく良くて。それから窪塚さんが出演されている作品で見られるものは全部見たのですが、その中に『GTO』もありました。『GTO』で窪塚さんが演じられていた菊池善人は頭が良くてちょっと大人をバカにしているような役は、僕も演じてみたいと思っていた役の1つだったので、今回同じような福田樹を演じることができて嬉しかったです。『GTO』の中では、現実には起こらないような事件が色々と起こるのですが、反町(隆史)さんが演じられている鬼塚先生はどこかリアルで説得力もあるし面白く感じます。高校生1年生の時に『GTO』を偶然見ていたのは運命かもしれないですね。
◾️撮影に入るまでに何か準備されたことはありますか?
撮影前にリハーサルがあって色々と指導して頂きました。「こういう樹を演じてほしい」と具体的に教えていただいたので、自分でも考えながら役作りできたと思います。あと無意識で役名を書けるくらいになってほしいということと誕生日と血液型を自分で考えて樹のイメージをしっかり持ってほしいと言われたことも印象に残っています。

©Kansai Television Co. Ltd.
◾️第6話は柴崎さん演じる福田樹のメイン回ですが、反町さんや監督に言われて印象に残っていることはありますか?
反町さんとはたくさんお話しをする機会はなかったのですが、今回近くで芝居をするシーンが多く目の芝居が迫力があってすごいなと思って、すごく勉強になりました。次に芝居をする時は、生で見た反町さんの目のお芝居を自分に演技にも活したいと思っています。第6話は松田(健斗)監督が演出をされているのですが、「台詞をこうしたいのですが、いいですか?」と相談すると「だったらこの方がいいんじゃない?」と僕の意見と脚本のどちらの意見も取り入れたアドバイスしてくださいました。おばあちゃんとの病室のシーンは何も言われなかったのですが、演じた後に背中をさすってもらって、気持ちが伝わったのかなと、それがすごく嬉しかったです。松田監督の作品に一生で続けたいと思うくらい松田監督のことが好きになりました。
◾️東大も通えるくらいの秀才・樹を演じましたが、役作りで難しかった点はありますか?
無感情にしゃべるように言われていたのですが、僕自身は喋る時に抑揚があって感情が出てしまうようなので頑張って感情が出ないように練習しました。自宅では母にも協力してもらって「一緒にローテションで抑揚がでないように話して」とお願いして、日常から意識していたら少し変われたと思います。これまでは台本を覚えて監督に言われたことをやっていたのですが、『GTO』では、人生を変えるような芝居をしたいと強く思って挑んだ作品だったので今まで以上に役に入り込んで取り組むことができました。第7話以降は樹の役柄も変化します。6話までの樹とは違う、少し素の自分に近いお芝居をしていたのですが、周りのスタッフさんからも「それって楓雅じゃん!」と言われることもあって(笑)。等身大に近い役柄だったこともあり、樹でもあり、自分自身でもある瞬間が見られると思います。
©Kansai Television Co. Ltd.
◾️柴崎さんから見て、鬼塚先生の魅力はどこにあると思いますか?
鬼塚先生は感情のまま発言することもありますが、生徒が質問したことに対して“自分で答えを見つけた方がいい”と思っているので、正解を教えるのではなく正解に辿り着く道を作ってくれる先生だと思います。先生だけど生徒と同じ目線で話してくれるのが嬉しいし、先生というよりは個別塾の講師のような距離感な気がします。実際に鬼塚先生みたいな先生が学校にいたら楽しいと思うし、付いていきたいなと思います。
◾️同世代のキャストが多い現場でしたが、撮影現場はどんな感じだったのですか?
撮影現場は常に賑やかでうるさくて(笑)、差し入れもたくさん食べるし、差し入れが余っていると「誰が食べる?」ってわちゃわちゃ相談し合っている“THE高校生”という感じでした。その場に反町さんや生見(愛瑠)さんが参加してくださる時もあって、誰とでも気軽に話せる環境で本当に学校に通っているみたいで楽しかったですね。撮影が終わってしまうが寂しくて、終わってしまった今はロスを感じていますが、今でも連絡を取り合って関係が続いています。大好きな仲間です。

◾️『GTO』の撮影を経験して成長したと感じる部分や芝居への意識の変化などを感じたことはありますか?
改めて学べたこともあるし、自分が失っていたものに気づかせてくれたのが『GTO』だったので、自分の役者人生のター二ングポイントになるくらい大きな作品になったと思います。成長した部分で言えば、役に対してすごく真剣に取り組めたこと。撮影中に男子メンバーでビデオ通話しながらお互いの役についてアドバイスし合ったり、現場でもどうやったら良く見せることができるのかをずっと話していました。それくらい役に対して考えたことはなかったし、芝居って楽しいなと思わせてくれたのもこの現場でした。大変だと感じることがなく、何もかもが楽しかったです。たくさんの経験をさせていただいたので、これを機にどんどん色々なことに挑戦してみたいと思うようになりました。
◾️今後挑戦してみたいジャンルや役はありますか?
コメディの芝居をやってみたいです。鬼塚先生みたいに考えるより体が勝手に動くような役に挑戦してみたいです。

◾️最後に第6話の見どころや注目してほしいポイントがあったら教えてください。
病院のシーンは自分がおばあちゃんに対してどう思っているのかを生見さん演じる柏原先生に気持ちをぶつけて、それに対してすごく良い言葉をかけてもらえるシーンなのでぜひ注目してみてほしいです。こうやってメイン回を作ってもらえるのはすごく嬉しいし、ぜひ見て頂きたいです。
<作品紹介>
ドラマ『GTO』
毎週月曜22時〜カンテレ・フジテレビ系
公式HP:https://www.ktv.jp/gto2026/
<STORY>
1年B組きっての秀才・福田樹(柴崎楓雅)が「担任を替えてほしい」と鬼塚(反町隆史)に直接訴える。
あっけにとられる鬼塚と柏原(生見愛瑠)をよそに、樹は翌日、大久保(宇梶剛士)と中丸(近藤芳正)に直談判し、自分より知能が低い人間に勉強を教わることが我慢できないと訴える。
東大合格間違いなしといわれる樹が、万が一にも転校するようなことになれば、学校の損失は計り知れない――。
そう考えた中丸は、ひとまず鬼塚が樹に接触することを禁じるが、樹はそんな鬼塚をあおるように、担任交代について多数決でクラス全員の気持ちを確かめようと言い出す。
慌てた柏原はなんとかその場を収めようとするが、ケンカを売られた鬼塚は、とっさにその申し出を受けてしまう。
翌朝、いざ投票が行われようとしたそのとき、樹は突然、「鬼塚先生がいかに担任として不適切か証明したい」と、教室に数学教師の阿部郁人(市川知宏)を招き入れる。
クイズ形式で鬼塚の能力をテストし、鬼塚が勝てば、多数決をやめてもいいという。
それは、中立的立場の生徒たちに鬼塚が無能だと思わせ、確実に票を集めるために仕組んだ樹の作戦だったが、鬼塚はまたしてもその申し出を受け入れ、思わぬ形で阿部と勝負することになり…。
<プロフィール>
柴崎楓雅(しばざきふうが)
2008年4月22日、東京都出身。
2018年に俳優デビュー。2020年に放送された日曜劇場「テセウスの船」に加藤みきお役で出演し、その怪演が話題となる。その後もドラマ「岸辺露伴は動かない」、「スカイキャッスル」、映画「明日の食卓」など話題作で個性的なキャラクターを演じる。