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柴咲コウ ABC 創立 65 周年記念スペシャルドラマ「氷の轍」制作発表記者会見&完成披露試写会!




柴咲コウが主演を務めるABC 創立 65 周年記念スペシャルドラマ「氷の轍」の制作発表記者会見&完成披露試写会が10/31(月)都内で行われた。

柴咲が演じる物語の主人公、大門真由は「孤独」と「屈託」の両方をあわせ持つ新人刑事。真由にとっての屈託は自分を産んだ母親の顔も名前も知らないことであり、孤独とは唯一の肉親である父親の命が間もなく尽きようとしていること。抗うことのできない運命を前に真由は、心に重い詩を抱えたまま他者に理解を求めない生き方を選び、父と同じ刑事の道を歩んでいく。

制作発表記者会見に柴咲は、ドラマにちなんで氷や雪をイメージした白のドレスで登場した。

2月の釧路という凍えるような寒さの中、撮影が行われたが柴咲は「今、楽屋でも話していたのですが、そんなに寒かったっけ?とちょっと忘れちゃってるところがあって、そういえばそうだったなとやっと思い出しました。私は、寒さにものすごく弱くて冬の撮影はできるだけお断りするように生きてきたのですが、今回は脚本も面白くて、瀧本監督とお会いして熱意を感じてぜひやりたいなと思って引き受けたのですが、釧路での撮影は風がすごく強くて、風が強い寒さは本当に痛くて、そういえばそうだったな、と思い出しました。毎日毎日撮影をしてホテルに帰ってストレッチをしてちゃんと寝てまた朝起きて撮影に行ってというルーティンがきちんとできていたので、私としてはあっと言う間ですごくやりやすいロケでした。ずっと現地にいるので気候だったり雰囲気を肌で感じながらお芝居することができたので、(東京に)帰ったりしなくて逆によかったなと思っています」と撮影中のエピソードを語った。

また、ストーリーの鍵となる北原白秋の詩『他ト我』を読んだ感想について「今回の作品の中でも声に出していうシーンがあるのですが、つくづくぐさっとつき刺さってくるような、それでいてずっと尾を引くような言葉たちだなと思っていて、色々な関係性においても言えることだと思うし夫婦間でも家族でも言えることなのかなと思うけれども、孤独というものはやっぱり一人で抱えるものであって共有するものではないんですよね。そこから逃れることができずに、いくら2人でいても家族でいても、それを埋めるということはできなくて、埋められるのは自分自身の心だったりとか思いかなのかな、と思います。1人でいても2人でいても多数でいても埋まらないという宿命的なものであったり切なさを感じます。」と話した。

作品への想いについて「今回のお話を引き受けた一番の理由としては、やはり共演者の方々のお名前を聞いてぜひやりたいと引き受けたのですが、余さんと沢村さんは共演したことがありましてその時から大ファンでしたし、また違う作品でもご一緒できたらなと思ってそれが今回叶うのかと思ったらすごい嬉しかったです。宮本さんは今回初めて共演させていただいて、本当に白い心をお持ちの方だと思ったし、一緒に対面する結構長い1シーンがあったのですがそこでも変なプレッシャーを感じさせない包容力がある方で、本当に今回この方々と共演できて嬉しかったなと思うので皆さんのお芝居を堪能していただければなと思います。」と語った。

このドラマのテーマである「屈託」の質問があると「今ですね。(沢村さんの名前と役名が混ざって)沢村さんの名前を忘れてしまって、そればかりが気がかりでした。」と苦笑いを浮かべ、笑いを誘った。
そして、会見にサプライズゲストとして駆けつけた瀧本智行監督が、「柴咲さんと最初にお会いした時、『なぜ、私に?』と聞かれ、『孤独そうで屈託がありそうに見えるから』」とオファーした際のエピソードを話すと、柴咲は「すごく失礼だなって思いました(笑)。さわやかじゃないってことですよね」と話すと会場が笑いに包まれた。

最後に、氷彫刻のパイオニアである清水三男さんが制作した大門真由イメージの「釧路湿原に降り立り凛と佇む一羽の鶴」が舞台に登場しフォトセッションを行った。

大門真由という刑事が、「屈託」と「孤独」に苛まれた人たちにより図らずも引き起こされた事件と出会い、同じ痛みを抱えた人間だからこそたどり着ける真実へと視聴者と読者を導いていく話題間違いなしの本作をぜひお楽しみください!

ABC 創立 65 周年記念スペシャルドラマ「氷の轍」
【放送局】ABC・テレビ朝日系列全国ネット
【放送日時】2016年11月5日(土)21:00~23:06
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