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葵咲 朗読劇「昭和の恋人たち」開幕!


葵咲出演、朗読劇「昭和の恋人たち」が、12/2(木)高田馬場・ラビネストにて開幕!
上演に先駆けて、関係者向けの公開ゲネプロが行われた。

同作は、「昭和」を舞台にした片思いの連作短編(オムニバス)作品。
昭和元年に寒村で生まれた少女が激動の昭和を生きて64年後病に倒れ、思い出のマフラーを持って来てくれと孫娘に頼むまでを、2.26事件、第二次世界大戦の終戦、ビートルズの来日、高度成長の女子大生、それぞれを主人公に恋とマフラーのエピソードで綴るオムニバスドラマの朗読劇となっている。それぞれの物語に登場するマフラーがその時代を彩り、登場する少女たちを輝かせる。一編一編は短い物語だが、生命感あふれる連作と、その時代に流行した歌を歌う歌手とで、タペストリーのように昭和を紡ぎ出す。

緑色の風 読み手、ウィンターグレイの感傷 読み手を演じる葵咲は、演じるにあたって意識したことを聞かれると、「まずは聞きやすい声と息遣いを意識しました。そして、平板過ぎるとお客様が飽きてしまうためワンフレーズの中で読み方を変えていくことを心掛けました。」とコメント。

同作の見どころを問われると、「昭和の恋を描いたオムニバス物語。お話それぞれの雰囲気が違い考えさせられることばかりです。昭和の時代に遡り様々な恋模様を描いております。わくわく、どきどきするものから思わず涙がこぼれてしまうものまで様々です。」と語った。

そして最後に、「私にとっての初舞台。とても思い入れのある作品です。皆で作り上げた作品を多くの方に見ていただきたく、また、たくさんの方に感動をとどけられたら嬉しいです。」とメッセージを送り、締めくくった。

朗読劇「昭和の恋人たち」は、12/5(日)まで高田馬場・ラビネストにて上演。
ぜひ劇場にてお楽しみください。

【STORY】
その一「淡雪のように」
昭和元年、雪深い寒村に生まれた村岡かの子は、学校にも行けず奉公に出され、10才の時ほのかに憧れた奉公先の青年から純白の絹のマフラーを貰います。
青年は翌年の2月政府に反乱を犯し帰らぬ人となります。かの子はマフラーを箪笥の奥にしまい、勉強することを誓います。

そのニ「みどり色の風」
昭和20年3月、叔父のアトリエを訪ねた少女は、スケッチブックを抱えた青年とぶつかってしまいます。その青年は叔父の弟子でまだ学生でした。
彼女は翌日野球をやるという青年に誘われて多摩川の土手に足を運びます。屈託なく笑いあう青年たち、実は学徒動員で戦地に赴く直前だったのです。
青年はみどり色のマフラーを彼女を写生したお礼だと渡します。
青年は彼女の絵を抱いて特攻隊として飛び立ちました。終戦のわずか数ヶ月前でした。

その三「灰色のマフラー」
お茶の水の喫茶店でアルバイトをする2人の少女、奥手の小春が恋したのは、灰色のマフラーを巻いてコーヒーを飲みながら読書する物静かな先生風の中年男、ビートルズに夢中な尚子はそんな小春をからかう。
高度成長期に向かう時代の新しいいぶきの中で少女たちも成長する。

その四「江古田スケッチ」
東京江古田には駅を挟んで、武蔵野音大、日芸、武蔵大学と3つの大学がある。
卒業を控えた学生たちの引き交々を歌った江古田スケッチの主人公、広瀬夏子と親友佐野京子のエピソード、夏子が手編みのマフラーをあげた武蔵大学の彼がニューヨーク留学に旅立つ日、2人は駅前の喫茶店で手を取り合って泣いていた。その訳は…

その五「昭和の恋の物語」
昭和という元号が終わる新春、高校3年生の美和子は、入院している祖母かの子から、故郷の実家の箪笥に眠る白い絹のマフラーを持って来て欲しいとの伝言を母に告げられる。
たんまりのお小遣いをもらった美和子は、まだ雪の残る寒村に旅立つ。
汽車とバスを乗り継いで向かう途中で、美和子は村の出身だという大学生と運命の出会いをする。青年は近くダムの水底に沈む村を写真に収めるのだという。
祖母の旧姓は村岡、実家を継いでいる叔父夫婦から美和子は祖母かの子の幼い頃を聞かされる。巡り会った青年は、かの子が憧れマフラーをもらった反乱将校の弟の孫だった。
祖母の大切なマフラーは黄色く色褪せていた。それでも、祖母には大切な宝物なのだ。苦学して女性活動家として数々の女性の権利を勝ち取って来た祖母にマフラーを届けるために、美和子は村を後にする。

その六「千年の恋」
祖母、村岡かの子に頼まれて思い出のマフラーを実家へ取りに行くことになった村岡美和は、向かう途中のバス停で、カメラを持った青年、神林正太郎と出会う。
それはかつて、かの子にマフラーを贈った神林正一の孫甥だった。
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